第1回受賞作「百円の恋」に続け 第2回松田優作賞の開催が決定
2015年4月17日 08:30

[映画.com ニュース] 故松田優作さんの名を冠した脚本賞・第2回松田優作賞の開催が決定した。2012年の第1回でグランプリを受賞し、映画化された足立紳の脚本作品「百円の恋」は14年12月に劇場公開されて数々の映画賞を受賞しており、その成功を受けて第2回の募集が開始された。
松田優作賞は、優作さんの故郷・山口県で開催されている周南「絆」映画祭に開設された脚本賞。伝説的俳優であり「新たな可能性のある映画脚本」を常に求めていた優作さんを顕彰するとともに、優作さんの「魂」を継承する優れた脚本を、故郷の山口県から発信することを目的としている。
プロ、アマを問わず、「松田優作氏の魂を継承する脚本」というテーマから思いつく物語を自由に表現したオリジナル脚本を広く募る。最終選考委員には、優作さんの夫人で女優の松田美由紀、優作さんの多くの作品を手がけた映画プロデューサーの黒澤満氏と脚本家の丸山昇一が名を連ね、松田は「『百円の恋』に続き、映画の歴史を変える素晴らしい脚本に出会えることを楽しみにしています」と話している。
12年の第1回では国内外から151点の応募があり、足立の「百円の恋」がグランプリを受賞。東映ビデオ製作、武正晴監督、安藤サクラ主演で映画化された同作は、第88回キネマ旬報ベスト・テン8位、 第24回日本映画プロフェッショナル大賞1位に選ばれるなど高い評価を受けた。
第2回開催に向け、足立からは「骨身を削るような熱い思いを託した脚本ならば少々の綻びがあってもきっと誰かの心に届くものだと思いたいです。運よく第一回目の賞を受賞することのできた自分ですが、またそんな脚本を書いて応募したい気持ちでウズウズしています。この脚本賞の冠になっている偉大な俳優も、そんな熱のある脚本を常に渇望していたのだと思います」とのコメントも寄せられている。
応募要項の詳細な告知や問合せは、周南「絆」映画祭の公式Facebook(https://www.facebook.com/shunan.kizuna.eiga.fes)にて。受賞結果は11月開催の第7回同映画祭で発表される。
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