「マッサン」のエリー、ブロードウェイで「シカゴ」主演に「日本のおかげ」
2015年4月9日 09:00

[映画.com ニュース] NHK連続テレビ小説「マッサン」のエリー役で日本中を虜にしたシャーロット・ケイト・フォックスが、セクシーな小悪魔キャラで世界を魅了する。現在19年目のロングランを続ける名作ミュージカル「シカゴ」のブロードウェイ公演にロキシー・ハート役で主演、さらに日本凱旋公演を行うことが決まったフォックスが4月8日、都内で会見し、パフォーマンスを披露するとともに喜びを語った。
劇中のナンバー4曲のメドレーで見事な歌声を聴かせたフォックス。ブロードウェイのスタッフが自らに対する賛辞を語る映像を見ると、「夢みたい」と現在の心境を日本語で表現。さらに、「アメリカから日本に来て仕事をして、それがアメリカでの仕事につながるなんて、とても不思議な感じがします。私はいつも、すべての経験はプロセスだと思っているんです。この仕事で着地したという感覚を得ることはないと思う。でも、ブロードウェイの劇場に1人で立つというのは特別な体験です。劇中でロキシーが使うステッキは、初演のグウェン・バードンから受け継がれてきたもの。それを使えるなんて、栄誉以上の素晴らしい経験だと実感しました」と、興奮を隠そうともしなかった。
フォックスが演じるロキシーは、愛人を殺して投獄されながら、スキャンダルを逆手にとって名声を得ようとするしたたかな女。しかしフォックスは、「みなさん、ロキシーを悪い女だと思っているみたいですけど、私は全然そうは思いません。邪悪なことをやっているという意識はなくて、子どもみたい。ただ、いい体感が得たいとか、人から愛されたいという思いだけでやってしまうだけなのよ」と、独自の解釈を披露した。
そして、「第1の故郷でできるのみではなく、第2の故郷である日本でも公演できることが本当にうれしい」と語り、日本での経験について話しながら涙ぐむ場面も。「日本に来る前の私と、いまの私とでは別人みたいに変わりました。どうやって『マッサン』をやり遂げることができたのか自分でもわからないくらいですが、勇気と忍耐を知り、最善を尽くすことを肝に銘じるようになりました。いまの私があるのはすべて、日本のみなさんのおかげ。みなさんが受け入れて、愛してくださったからこそです。今度はこのセクシーな作品でエリーとはまるで違いますが、新しい私も同じように楽しんでいただけたら。そのためにまずは体幹を鍛えてがんばります!」と抱負を語った。
フォックス主演のブロードウェイ・ミュージカル「シカゴ」は2015年10月末からブロードウェイ公演を行い、来日公演は2015年12月4~23日に東急シアターオーブで公演。ライバルのヴェルマ役でアムラ=フェイ・ライトが共演することも発表された。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

個人的・下半期で観たい映画No.1
映画ファンがこぞって「絶対観る」と決めてるの何で!? 全員主役級がクセ激烈の異常者に…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント