ジャン・ルノワール「ピクニック」がデジタルリマスターで6月公開!至福の予告編を入手
2015年4月9日 06:00

[映画.com ニュース]フランスの巨匠ジャン・ルノワール監督が1936年に撮影後、第2次大戦時にプリントが破棄され、その後救出された奇跡の作品として知られる「ピクニック(1936)」が、戦後70年を記念してデジタルリマスター版で6月に劇場公開される。このほど、映画.comが予告編を入手した。
ギィ・ド・モーパッサンの小説「野あそび」を原作に、パリから田舎にピクニックにやってきた一家の1日や、地元青年と一家の娘の愛を、モノクロの美しい映像で紡いだ中編作品。作家のジョルジュ・バタイユの当時の妻、シルビアがヒロインを演じており、助監督にアンリ・カルティエ=ブレッソン、ジャック・ベッケル、ルキノ・ビスコンティらそうそうたる顔ぶれが並ぶ。
プリントは第2次大戦時にドイツ軍によって破棄されたが、シネマテーク・フランセーズの創設者アンリ・ラングロワがオリジナルネガを救出し、プロデューサーのピエール・ブラウンベルジェがアメリカへ亡命中だったルノワール監督の了解を得て編集作業が続けられ完成。第2次大戦が集結した翌年の46年、撮影から10年を経てパリで初公開された。
予告編では、陽光のきらめく夏の日、自然のなかでピクニックを楽しむ若者たちのみずみずしい姿、男女の恋の駆け引きなど見どころを抜粋。詩情あふれる美しい本編を期待させる映像だ。
「ピクニック(1936)」(http://www.crest-inter.co.jp/picnic/)は6月シアター・イメージフォーラムで公開。
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