H・ジャックマン×S・ウィーバー×N・ブロムカンプが語る「チャッピー」特別映像公開
2015年4月7日 08:30
[映画.com ニュース] 人工知能(AI)を搭載した成長するロボットをめぐる物語を描いたSF映画「チャッピー」の出演者ヒュー・ジャックマンとシガニー・ウィーバー、メガホンをとったニール・ブロムカンプ監督のインタビューを収めた特別映像が公開された。
本作では、「X-MEN」シリーズのウルヴァリン役で知られるジャックマンが悪役ヴィンセント、「エイリアン」シリーズの主人公リプリーを演じたウィーバーが軍事ロボットを開発する企業経営者ミシェルに扮している。「第9地区」「エリジウム」と独創的なSF作品を発表し、本作が長編3作目となるブロムカンプ監督は、自身も驚いたというキャスティングについて「僕があこがれていた人たちがそろった」と明かす。
役作りのために自ら“世界一ダサい髪型”といわれるマレットヘアにしたジャックマンは、野心的なキャラクターを演じるのを楽しんだ様子。「(『第9地区』で)SFというジャンルに変革をもたらした」と監督を賞賛しており、「チャッピー」についても「最高のアクションとドラマ、エモーションに満ちていて、SF嫌いな人も見たくなるはずだ」とアピールする。
そして、先日「エイリアン5(仮題)」を手がけることが決定したばかりのブロムカンプ監督だが、本作の撮影中には「あのリプリーが現場にいると思うと圧倒された」と話している。ミシェル役の第一候補だったウィーバーは、そんな監督について「SFの世界でも、現実の世界でも、あらゆるテクノロジーに精通している」と語り、「『チャッピー』ではニールの世界観が見事に表現されている」とコメントを寄せた。
2016年、犯罪多発都市の南アフリカ・ヨハネスブルク。世界で初めて人工知能を搭載した兵器ロボットが誕生し、チャッピーと名づけられた。人間の子どものようにテレビアニメを見てヒーローのまねをするかと思えば、車の運転をすばやく習得し、デッサンも楽々とこなすなど急速に成長するチャッピー。その姿を見た研究者たちは、「考えるロボットは人類の敵」だとチャッピーを追い詰めていく。
「チャッピー」は、5月23日から東京・丸の内ピカデリーほか全国で公開。
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