ディカプリオ&ジョナ・ヒル再タッグ作にクリント・イーストウッド監督?
2015年4月6日 12:25
[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシ監督作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013)で共演し、息の合ったところを見せたレオナルド・ディカプリオとジョナ・ヒルが再タッグを組む新作映画「アメリカン・ナイトメア(仮題)」の監督として、クリント・イーストウッドが交渉中だと米Deadlineが報じた。
20世紀フォックスが製作する「アメリカン・ナイトメア(仮題)」は、1997年にマリー・ブレナー記者がバニティ・フェア誌に寄稿した記事「The Ballad of Richard Jewell」の映画化。96年のアトランタ五輪期間中に警備員をしていたリチャード・ジュエル氏の悲劇が題材になっている。
不審なリュックサックを発見したジュエル氏は、いったんは英雄として称賛されたがその後、不審な点があるとしてテロの容疑者扱いを受ける。真犯人が発見され無実は証明されたものの、報道によって人生を踏みにじられた人物として知られている。ヒルがジュエル氏、ディカプリオがその担当弁護士を演じる予定。
自身の製作会社を通してプロデュースを手がけるディカプリオも、スタジオのフォックスも、最新作「アメリカン・スナイパー」を大ヒットさせた名匠イーストウッド監督なら望むところだろう。唯一の問題は、イーストウッド監督が、自身の監督作のほとんど、特に2008年の「グラン・トリノ」以降の全作品を手がけているワーナー・ブラザースとの仕事を第一に考えていることだという。
「キャプテン・フィリップス」のビリー・レイが脚色にあたった本作の脚本の評価は非常に高く、これまでポール・グリーングラス監督やデビッド・O・ラッセル監督も候補に挙がってきた。イーストウッド監督起用の実現に期待したいところだ。
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