綾瀬×長澤×夏帆×すずの誠実な眼差しをとらえた「海街diary」劇中カット独占入手!
2015年3月20日 07:00
[映画.com ニュース] 是枝裕和監督の最新作「海街diary」の劇中画像を、映画.comが独占で入手した。4姉妹を演じる綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが劇中で“生きた”役どころの人物背景が、見る者に雄弁に語りかけてくるカットだ。
吉田秋生氏の人気少女漫画を是枝監督が映画化する今作は、祖母の残した湘南・鎌倉の家で暮らす3姉妹が、山形で別の家庭を築いていた父の葬儀で異母妹のすずと出会い、運命的に引き取ることを決意してから物語が大きく動き出す。4人が本当の意味で姉妹に、家族になっていく1年を、丁寧に描いている。
劇中カットには、香田家長女の幸(綾瀬)、次女の佳乃(長澤)、三女の千佳(夏帆)、四女の浅野すず(広瀬)が、食堂でテレビを見ながら仲良く笑いあう姿や、生しらす丼を初めて食べたすずの反応を見守る姉3人の姿が収められている。また、市民病院で看護師として働く幸が、別居中の妻がいながら心を寄せ合う小児科医・椎名和也(堤真一)の部屋で食事をする光景や、信用金庫の上司・坂下美海(加瀬亮)と江ノ電車内で語り合う姿を確認することができる。
そして印象深いのは、3人の姉の四女を見守る誠実かつ優しい眼差(まなざ)し。仏壇に手を合わせるすずに寄り添うように座る幸、駅ですずとともに江ノ電を待つ通勤途中の佳乃、カレーを食べながら「いつかお父さんのことを聞かせてね」と話しかける千佳の思いやりにあふれた視線は、いつまでも見ていたくなる叙情がにじみ出ている。
「海街diary」は、6月13日から全国で公開。