原恵一監督がアニメで描く江戸の街「百日紅」予告編公開 主演の杏は着物姿でアフレコに
2015年3月12日 08:00

[映画.com ニュース] 原恵一監督が葛飾北斎の娘で浮世絵師のお栄を主人公に描く、アニメーション映画「百日紅 Miss HOKUSAI」の予告編が完成した。美しくもあやしい江戸の街の様子や、女優の杏らが声優を務めたキャラクターたちの声を確認することができる。
同作は、江戸風俗研究家で文筆家・漫画家の故杉浦日向子さんによる漫画「百日紅(さるすべり)」を、「河童のクゥと夏休み」「カラフル」の原監督が映画化。父であり師匠でもある北斎とともに絵を描いて暮らすお栄が、江戸の街で家族や仲間たちとともに生きる日々を描く。
初の本編映像解禁となった今回の予告編は、縁側で百日紅の花を眺めているお栄が「長い祭りが始まったね」とつぶやく場面から始まる。続けて、威勢の良いギターの音色にのせて、めくるめく江戸の世界が広がっていき、妖怪や鬼など杉浦作品のモチーフも画面に登場。お栄と北斎、その仲間たちの活気に満ちた日々が映し出されていき、「アニメーションならではの強みで、あらゆる角度から江戸を映し出したい」という原監督の思いが結実した映像になっている。

また、杏や松重豊ら豪華俳優陣が息吹を吹き込んだキャラクターたちにも注目だ。長編アニメの声優は今回が初めての杏は、普段の芝居でも衣装に身を包むことによって声のテンションや気持ちが変わっていくことを感じており、声優としての演技にもその経験を生かそうと、劇中のお栄と同じ着物でアフレコに臨んだ。
アフレコを終えた杏は、お栄の魅力を「独り立ちをする女性が少ない中で、絵を描く女性として、自分の意志でものを作り出していく姿がすごく素敵だなと思いました」とコメント。映像面についても「明け方の朝焼けのシーンが好きです。青と白と朱色の空のグラデーションが、まさに浮世絵の背景に描かれている色だなと思いました。アニメーションの中にどんどん浮世絵の色や絵が入ってきているところが好きです」と語っている。5月9日公開。
(C)2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
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