ジュリアン・ムーアが初オスカーに輝いた「アリスのままで」特報公開
2015年3月2日 16:45

[映画.com ニュース] ジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞で主演女優賞に輝いた「アリスのままで」のポスタービジュアルが完成。あわせて、50歳にして若年性アルツハイマーを発症し、日に日に記憶が失われていく中で最後まで懸命に戦おうとする主人公アリスを、真っ向から演じきったムーアの名演が垣間見える特報映像も公開された。
若年性アルツハイマーと診断された言語学者と家族の絆を描くドラマ。ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングに40週間にわたりランクインし、世界各国で25の言語に翻訳されたリサ・ジェノバのベストセラー小説を、リチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウェストモアランドの共同監督で映画化。グラッツァー監督自身もALS(筋委縮性側索硬化症)の闘病中で、誰のせいでもない苦しみと、そのなかにも喜びを見出そうとするアリスの心境を細やかに描出した。
3度目の主演女優賞ノミネート、助演女優賞もあわせると5度目のノミネートでオスカーを獲得したムーアは、受賞スピーチで共演者や関係者、家族への感謝とともに「この映画を通じてアルツハイマー病に光を当てることができて、とてもうれしいです」と語った。「この病気を患う多くの人たちが孤独感を感じ、取り残されていると感じています。この映画によって素晴らしいことが伝えられました。それは、あなたはひとりではないということを示せたということです」と作品に込めた思いを述べ、「アルツハイマーを抱えた人たちのことを知り、早く治療法が見つかればと考えています」と訴えかけた。
ムーアの推薦により夫で医学博士のジョン役に起用されたのは、「30 ROCK サーティー・ロック」で共演したアレック・ボールドウィン。コメディのイメージが強いボールドウィンだが、脚本を読み出演を即決したといい、変わりゆく妻に心を引き裂かれながらも見守る夫を情感豊かに演じた。母親に似て頭脳明晰で勝気だが、意外な脆さを抱えた長女アナ役のケイト・ボスワース、家族に反発し女優を目指す次女リディアを演じたクリステン・スチュワートも、ムーアの演技に呼応するかのように迫真の演技を見せている。
「アリスのままで」は、6月27日から東京・新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。
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