これが戦場の最前線で起きている惨劇――「アメリカン・スナイパー」日本限定本編映像公開
2015年2月27日 20:00
[映画.com ニュース]公開2日間で興行収入3億3200万円を突破し、2015年最大のオープニング成績を記録するなど日本でも大ヒットを記録している「アメリカン・スナイパー」の日本限定の本編映像が公開された。
イラク戦争の激戦地に4度にわたり遠征し、米軍史上最多の160人を射殺した“伝説のスナイパー”クリス・カイルの半生を、巨匠クリント・イーストウッド監督が映画化。第87回アカデミー賞では、作品賞など6部門にノミネートされ、音響編集賞を受賞した。
公開された映像は、クリスが同胞と他愛のない会話をしていた最中に、その同胞の頭が敵のスナイパーに撃たれ、辺り一面が血に染まるという凄惨な戦場の光景を描いたもの。銃弾が激しく飛び交う中、瀕死の同胞を必死になって味方の軍用車両に運ぼうとするクリスの姿からは、戦場の最前線の過酷な現実が垣間見られる。
本作には多くの著名人からコメントが寄せられており、「戦争は殺し合うこと。そこには勝者は存在しないということ。見終わってからしばらく言葉を失ってしまった。“今”だからこそ直視するべきストーリーがこの映画にはある」(安藤優子氏)「私たちにとって、決して遠い国の話ではなくなった“今”だからこそ見て欲しい。必見」(鳥越俊太郎氏)など、戦争の実態をリアルに描いた映画として最大級の賛辞を受けている。