「ソロモンの偽証」主演・藤野涼子、観客5000人に動じず堂々の挨拶
2015年2月23日 19:50

[映画.com ニュース] 宮部みゆき氏の著書を成島出監督が2部作で映画化した「ソロモンの偽証 前篇・事件」の完成披露試写会が2月23日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われた。この日は、今作の役名でデビューする主演の藤野涼子をはじめ、厳しいワークショップを経て出演を勝ち取った板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩が出席。さらに、経験豊富な佐々木蔵之介、夏川結衣、黒木華、田畑智子、塚地武雅、松重豊、小日向文世、尾野真千子、メガホンをとった成島監督が結集した。
1万人近い候補者の中から大抜てきされた藤野は、高校受験を終えたばかりで晴れやかな笑顔。約5000人の観客を目の当たりにし、「“傍聴人”がこんなに多いとは思ってもみませんでした」と目を丸くしながらも、堂々とした立ち居振る舞いで挨拶した。藤野の父親役を演じた佐々木が「子どもたちが現場では、まっすぐでひたむきな姿勢で挑んでいた。僕らも全身全霊でやりました」と明かすと、教師役の黒木も「久しぶりに会う生徒たちがすごく成長していて、この子たちの先生だったことが遠い昔のように感じます」と同調した。
タイトルの「偽証」にちなみ、これまででついた大きな嘘を告白したのは本編で23年後の涼子に扮した尾野。「売れていない頃に実家に戻って、『2~3日で帰る!』と言ったのですが、母から『仕事入ってんのか?』と聞かれて、何もないのに『2個くらい入ってる!』と答えてしまった」と苦笑いで暴露し、場内の笑いを誘った。
成島監督は、オーディションで選んだ若手キャストたちを見わたし「一昨年の11月のオーディションから、昨年9月のクランクアップまで、この子たちが毎日涙を流し、笑いながら頑張りました。大人のキャスト、そして全スタッフが一丸になってつくった作品をぜひご覧ください」と語り、自信のほどをうかがわせた。
同作は、主人公の藤野涼子がクリスマスの朝、中学校の校庭で転落死した男子生徒・柏木卓也の遺体を発見するところから始まる。その死の真相をめぐり教師、警察、父兄などさまざまな人間の思惑が錯綜するなか、涼子をはじめとする生徒たちは自らの力で真実を明らかにしようと学校内裁判の実施を決意する。「ソロモンの偽証 前篇・事件」は3月7日、「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は4月11日から全国で公開。
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