【第87回アカデミー賞】ジュリアン・ムーアが主演女優賞 若年性アルツハイマーの主人公演じる
2015年2月23日 13:57

[映画.com ニュース] 第87回アカデミー賞の授賞式が2月22日(日本時間23日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、「アリスのままで」で若年性アルツハイマーと診断された主人公を演じたジュリアン・ムーアが、初の主演女優賞を手にした。ムーアは「オスカーをとると4年間寿命が延びると記事で読みました。感謝します。夫が年下ですから(笑)。このようなチャンスに恵まれ、感謝します」とジョークを交えて喜びを表現し、若年性アルツハイマーの治療法の早期発見を望むと語った。
1990年にスクリーンデビューし、「ブギーナイツ」(97)でアカデミー助演女優賞、「ことの終わり」(99)で主演女優賞にノミネート。02年度には「エデンより彼方に」で主演女優賞、「めぐりあう時間たち」で助演賞と2部門で同時ノミネートされた。後者ではベルリン映画祭で共演のメリル・ストリープとニコール・キッドマンとともに銀熊賞(女優賞)を受賞。昨年のカンヌ映画祭では、デビッド・クローネンバーグ監督の「マップ・トゥ・ザ・スターズ」で女優賞を獲得。大作からアート系の作品まで幅広く活躍している。
「アリスのままで」は、全米ベストセラーとなった小説「静かなるアリス」が原作で、若年性アルツハイマー症と診断された言語学者が、日々記憶を失っていく姿を描いたドラマ。ムーアは同作で第72回ゴールデングローブ賞・女優賞(ドラマ部門)も受賞している。
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