「王妃の館」水谷豊の新・右京ビジュアルに浅田次郎も「なるほどな」
2015年2月18日 14:20

[映画.com ニュース] 俳優の水谷豊が主演映画「王妃の館」で演じたキャラクター、北白川右京のビジュアルが、初披露された。人気コンテンツ「相棒」で警部・杉下右京を演じる水谷が、本作ではカラフルでアバンギャルドなファッションに身を包んだ天才小説家に大変身。「コスチュームもヘアスタイルも、普段『相棒』を見てくださっている方はびっくりするかもしれませんが、僕はとても気に入っています。普段も着たいほど!」とコメントを寄せた。
北白川右京スタイルを写真でみた原作者の浅田氏は、「最初は“え!!”と驚きましたが、なるほどな……と。小説家というのは、どこか社会性を欠いているのは確か。どんな格好をしていても不思議じゃないですから、なるほどなという感じですよね」と納得した様子。水谷は「パリでの撮影中、あの格好で街を歩いていたら、たくさんのフランス人に声をかけられました(笑)」と裏話も披露した。
一度見たら忘れない強烈なビジュアルは、水谷のアイデアによるところが大きいという。「浅田次郎先生の原作を読んだ時、この“北白川右京”ビジュアルが降りてきました」と語る水谷は、橋本一監督ら製作陣とつかみどころのないキャラクターをどのように作りこむか打ち合せを重ねていた時、「自分の中に降りてきたビジュアルをサラサラと紙に書いてみました」と明かす。このほど、このイラストもあわせてお披露目されている。
「短パンスタイルのイラストを見てピン!ときた」という衣裳デザイナーの高橋正史氏がボタニカル柄や大胆なストライプ柄を用いた斬新な衣装の数々を作り上げ、ヘアメイクを担当した西村佳苗子氏がおしゃれなボブスタイルを考案。この髪型には、全体的な印象が和らぐようにメッシュの白髪に少しピンク色を混ぜるなどのこだわりが詰まっているという。
人気作家・浅田氏の同名小説を映画化。花の都パリを舞台に、個性派ぞろいのツアー客たちが巻き起こす、ウィットに富んだ人間模様を描き出す。主演の水谷のほか、田中麗奈、吹石一恵、尾上寛之、青木崇高、中村倫也、安達祐実、山中崇史、野口かおる、緒形直人、石橋蓮司、安田成美、石丸幹二らが共演する。4月25日から全国公開。
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