橋本愛、華やかなアンティークの着物姿でベルリン映画祭に初参加
2015年2月12日 22:30

[映画.com ニュース] 橋本愛主演の「リトル・フォレスト」が2月10日(現地時間)、ドイツで開催されている第65回ベルリン国際映画祭のキュリナリー・シネマ部門で公式上映された。現地入りした橋本と森淳一監督は上映前の舞台挨拶に登壇し、作品にインスパイアされた特別メニューを提供するアフターディナーを堪能した。
「リトル・フォレスト」は、都会で自分の居場所を見つけられない主人公が故郷の山村に帰り、自給自足の生活をしながら生きる力を充電していく姿を、旬の食材を生かした日々の食事と共に描いている。四季を通じた4部作(「夏」「秋」「冬」「春」)として製作され、今回はそのうち「夏」と「冬」の2編が上映された。
キュリナリー・シネマ部門は世界各国の「食」にまつわる良作を上映する部門。今回が海外の国際映画祭に初参加となる橋本は、華やかな着物姿で会場に姿を現した。着物は戦前のアンティークで、「打ち出の小槌」など日本の昔話に登場するモチーフがちりばめられているほか、帯には手刺繍で「唐獅子」のモチーフがほどこされたもので、華やかな姿に観客からは大きな歓声が沸いた。橋本はさらに、「日本の表情豊かな風景と、自然と共生しているからこそ生まれた食の魅力が伝われば嬉しい」とドイツ語で語りかけ、観客を沸かせた。
上映後は約200人の観客とともにレストランへ移動し、ミシュランガイドで2つ星を獲得しているドイツ屈指の名シェフ、ミハエル・ケンプ氏が作品にインスパイアされて手がけた特別メニューが提供されるアフターディナーが開催。隠し味に味噌を使用した白ナスのカレーソース掛けなどが振る舞われ、橋本は「どれもとても味わい深い」と舌鼓を打った。
舞台挨拶前には市内を観光し、ベルリンの壁などを見て回った橋本。近くにある映画博物館や、クラシック作品やアート系作品を上映するアーセナル劇場にも興味を示し、ビム・ベンダース監督の「ベルリン・天使の詩」で有名になった天使の像のある戦争勝利記念塔を見つけて興奮するなど、映画好きの顔をのぞかせた。街全体が映画祭一色になっていることを肌で感じ、舞台挨拶やアフターディナー、その後のトークセッションなどを通じて、「国境に関係なく、人と人として心を通わせることができたのかな、ということがすごく嬉しかったです」と手ごたえを感じた様子だ。
「リトル・フォレスト 冬・春」は2月14日から公開される。
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