「死んだ目をした少年」加納監督、原作者の称賛に安堵の面持ち
2015年2月10日 14:15
[映画.com ニュース] 次世代の日本映画界を担う新しい才能を応援しようという企画趣旨に各社が賛同し、製作された「死んだ目をした少年」の公開を記念したプレイベントが2月8日、東京・新宿のネイキッドロフトで開催された。
映画は、独特のタッチとストーリー展開で根強いファンを持ち、過去に「青春☆金属バット」「ライフ・イズ・デッド」などが実写映画化されている、人気漫画家・古泉智浩氏の同名コミック(青林工藝舎刊)を、これからの活躍が期待される新しい才能・加納隼監督を起用して実写映画化したもの。淡々と過ぎゆく毎日の中で、生きる意味を見出せないでいた思春期の少年の成長を描く、新世代の青春エンタテインメント。
イベントのオープニングアクトには、路上で漫画を朗読するパフォーマンスで人気の“漫読家”東方力丸が登場し、原作を熱く漫読。続いて、原作者の古泉氏、映画文筆家の松崎健夫氏、加納監督、ヒロインを演じた紗都希、共演の後藤和歌奈が登壇し、それぞれの中学生時代のこと、古泉氏が原作を描いた当時の心境や境遇、加納監督が映画作りをはじめた経緯、漫画と映画の関係性、キャラクターの誕生秘話などをテーマにトークショーを行った。
古泉氏は「約10年の時を経てこんな風にアップデートしてもらえて幸せ。見ていていたたまれなくなったが、同時に抱きしめてあげたいような愛おしい気持ちになった」と感激の面持ち。紗都希も「原作の面白さと同じ感動を味わった」と明かすと、加納監督は「キャスティングにこだわり、原作の空気感を出したかったので、そう言っていただけると嬉しい」と安堵の表情を浮かべた。
そして、松崎氏は「原作への愛があり、同じリズムで進んでいくので、監督は古泉さんと同じ間、空間認識、考えを持っているのではないか。また、地方ロケがとても効果的で、映画における都会と田舎の対比、漫画の実写映画化を考える上でも大変興味深い作品。最初に映画を見てから原作を読んで欲しい」と評した。
2月21日からテアトル新宿で独占レイトショー公開。公開初日は監督、メインキャストが登壇しての舞台挨拶が行われる。
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