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山田涼介&羽住英一郎監督「暗殺教室」早くもシリーズ化を熱望

2015年1月31日 19:00

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「暗殺教室」撮影現場の一コマ
「暗殺教室」撮影現場の一コマ
(C)2015 松井優征/集英社・映画「暗殺教室」製作委員会

[映画.com ニュース] 累計1000万部を突破する人気コミックを「Hey! Say! Jump」の山田涼介主演で実写映画化した「暗殺教室」のロケ現場がこのほど、取材陣に公開された。

エリート高校の落ちこぼれクラス3年E組の生徒たちが、地球の破壊を予告し担任となったタコ型の超生物、通称「殺せんせー」の暗殺を課せられるという破天荒なストーリー。群馬県の山間にある廃校のオープンセットでは、期末試験の好成績のご褒美として殺せんせーが校庭に縛り付けられ、生徒たちが波状攻撃を仕掛ける大掛かりなシーンが撮影された。

カットが細かく割われ、クレーンに積まれた2台のカメラが縦横無尽にショットをとらえていく。殺せんせーは、マッハ20で動く設定のためCG処理がされるが、キャストとの間合いや臨場感を出すためにスーツアクターが実際に演技をする徹底ぶり。羽住英一郎監督はハンディモニターを手に構図を確認しながら、精力的に動き回っている。

本番直前には次のカットの説明をして、生徒たちに芝居の流れを意識させる。山田たちも、それにひとつひとつ的確に応えており「いい意味で緊張がなく、クラスの皆がリラックスしながら集中できている。チームワークがすごすぎる」と充実した表情を見せた。

映画初主演で、主人公・潮田渚は中性的な雰囲気で目立たない存在ながら天性の洞察力で殺せんせー暗殺の中心を担うようになる。「あくまで男の子で、オカマぽく見えない方向性が第一(笑)。最大限の目標は表情。映画ならではのオリジナリティも入れて、ちょっと守ってあげたいなという存在を意識しています」と明かした。

渚の親友で天才肌の赤羽業(かるま)役の菅田将暉は、原作コミックの愛読者。「普通の撮影ではできないエンタテインメントですよね。熱量があって、やりがいがある。楽しくて仕方がないし、方向性は間違っていないはず」と自信のほどをのぞかせる。

海猿」シリーズ、昨年のドラマ「MOZU」などを手掛けた羽住監督も、「原作の魅力をまず生かしたい。殺せんせーのキャラクターが特に面白いですよね。普通ならツッコミどころ満載で映画にする時には一番難しいけれど、僕も早く完成品が見てみたいですよ」と手応え十分の様子。そして、「2作目もつくって、泣きの要素も入れたい」とシリーズ化にも意欲を見せた。

原作は今も「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中。そのため山田も、「もっと見てみたいと思えるような作品にしたい。次があると信じています」と期待を寄せていた。

暗殺教室」は、3月21日から全国で公開される。

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