園子温監督新作は怪獣特撮映画「ラブ&ピース」!主演・長谷川博己ほか豪華キャスト結集
2015年1月20日 07:00
[映画.com ニュース] 鬼才・園子温監督の最新作「ラブ&ピース」で長谷川博己が主演を務め、麻生久美子、西田敏行ら豪華キャストが結集していることが明らかになった。園監督は、「この作品は俺の魂の集大成だ」と短いながらも渾身のコメントを寄せている。
これまでの“園子温ワールド”のイメージと一線を画す今作は、血が流れず、誰も死なず、エロスの要素もないという。しかし初の特撮を用いて演出し、園監督らしい“超展開”が繰り広げられる、意欲的なオリジナル作品になっている。
長谷川が演じる主人公の鈴木良一は、若いころはパンクロッカーを夢見ていたが、現在はうだつの上がらない日々を過ごす小心者のサラリーマンという役どころ。「ひとりの冴えないサラリーマンがロックスターになる、そして怪獣が出てくる特撮映画だ、と聞いて一体どんな映画なのか想像がつきませんでしたが、出来上がった作品を見て不覚にも涙しました。見る人たちそれぞれにカタルシスのある作品です」と振り返った。
「地獄でなぜ悪い」に続き、園監督とは2度目のタッグとなったが「過酷な撮影は、二度と園監督の作品に出たくない! とも思わせましたが、やはりやって良かった! また新たな一面を引き出していただきました」と最敬礼だ。そして、「園子温監督の自由な発想、魂の叫び、また皆さんが度肝を抜かれる事となるでしょう。どうぞお楽しみに」と語っている。
麻生は主人公の鈴木が思いを寄せる職場の同僚・寺島裕子、「希望の国」を見て以来、園監督作への出演を熱望していた西田は物語の鍵を握る謎の老人に扮する。さらに渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、田原総一郎、水道橋博士、茂木健一郎、津田大介、真野恵里菜、神楽坂恵、松田美由紀らが出演するほか、特撮を駆使したキャラクターたちの声を星野源、中川翔子、犬山イヌコ、大谷育江が務めている。
物語は、オリンピックに向けて盛り上がる2015年夏の東京が舞台。楽器の部品会社で働く鈴木はある日、デパートの屋上で一匹のミドリガメと運命的な出会いを果たし、ピカドンと命名してかわいがるが、同僚にからかわれてトイレに流してしまう。後悔しきりの鈴木だったが、ピカドンが下水道を通り地下に住む謎の老人に拾われたことで、その後に思いもよらない超展開が待っていた。
またこのほど、今作のティーザービジュアルが初公開。漫画家・イラストレーターの山田章博がイラストを、本編で特技監督を務めた特撮界の俊英・田口清隆がアートディレクションを手がけている。「ラブ&ピース」は、初夏に全国で公開。
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