新作で美術商に扮したジョニー・デップ「盗まれるよりも、盗みたい」!?
2015年1月20日 05:00
[映画.com ニュース] ハリウッド俳優のジョニー・デップが主演した映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」のワールドプレミアが1月18日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催された。レッドカーペットに登場したデップは「ベルリンが大好きです」とコメントを寄せ、財宝の謎が隠された“幻の名画”をめぐる本作について「(名画を)盗まれるよりも、むしろ私は盗む方に回りたいね(笑)」と冗談まじりに話した。
イベントには、主人公の“ちょびヒゲ”美術商チャーリー・モルデカイを演じたデップのほか、モルデカイの相棒ジョック役のポール・ベタニー、メガホンをとったデビッド・コープ監督が出席。「ツーリスト」「トランセンデンス」に続き3度目の共演となったデップとベタニーは、ふたりそろってサングラス姿で登場し、劇中さながらのコンビネーションをみせた。
アクションアドベンチャー超大作が世界初披露されたのは、ベルリン国際映画祭の会場として知られる歴史ある劇場ツォー・パラスト。熱狂的なファン約1000人に加え、世界中から多くの報道陣が駆けつけ、手厚いファンサービスで有名なデップは、この日も長い時間をかけファンの熱い声援に応えたという。
デップとは「シークレット ウインドウ」以来2度目のタッグとなったコープ監督は、本作について「とにかく笑わせてくれる。皆が笑ってくれるなら、こちらとしては成功だね」とニヤリ。「すでに僕と一緒に映画を見てくれた方々には本当に楽しんでもらえたようだし、美しい映画でもある」と手ごたえ十分の様子で、「クラシックなハリウッドの豪華絢爛さが詰まったものにしたかったんだ。だから衣装もセットも美しく、照明も細部までこだわったものになっている」とアピールした。
デップは1月27日、「ローン・レンジャー」のプロモーション以来1年6カ月ぶり11度目の来日を果たす予定。東京都内で開催されるジャパンプレミアと記者会見に出席する。
アクションアドベンチャー超大作「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」は、超ナルシストでいかにもインチキくさいセレブのアートディーラーのチャーリー・モルデカイが、自慢のうんちくと“ちょびヒゲ”、そして持ち前の強運を武器に、伝説の財宝の謎を追い求めて世界をまたにかけた大冒険を繰り広げる。2月6日から東京・TOHOシネマズ スカラ座ほか全国で公開。