故ロビン・ウィリアムズさん最後の主演作「余命90分の男」予告編が完成
2014年12月31日 05:00
[映画.com ニュース] 今年8月に死去した名優ロビン・ウィリアムズさん最後の主演映画「余命90分の男」の予告編が、このほど公開された。
いつも不機嫌で、嫌われ者になってもお構いなしの主人公ヘンリーが余命90分と宣告され、今までになくしたものを取り戻そうと街中を駆け回る姿を描いたコメディドラマ。100本を超える出演作の中でもコメディ作品でファンを魅了してきたウィリアムズさんが、人並み外れたかんしゃく持ちながら、実は心の奥底に優しさと愛情をたたえた主人公ヘンリーを、絶妙なバランスで人間味たっぷりに演じた。
予告編では、しかめっ面でイライラしてばかりのヘンリーが余命宣告を受けて慌てふためく姿がコミカルに描かれた。生前葬を行おうと奔走するが家族や友人は思うように集まらず、自分の身勝手さを認めようとしても、結局は他人のせいだとどなり散らす始末。それでも、「私はごめんの一言さえ言えんのか」と自分を見つめ直し、残りわずかな時間で幸せを取り戻そうとニューヨークの街を駆け回る。
「テッド」「ブラック・スワン」の女優ミラ・クニスが、怒りのあまり出まかせで余命を告げてしまう医師シャロン役を演じるほか、ピーター・ディンクレイジ(「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)、メリッサ・レオ(「ザ・ファイター」)らが共演。「フィールド・オブ・ドリームス」のフィル・アルデン・ロビンソン監督がメガホンをとった。
「余命90分の男」は、2015年1月12日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、大阪シネ・リーブル梅田の特集上映「未体験ゾーンの映画たち2015」のラインナップ作として上映される。