豊川悦司、榮倉奈々にメロメロ「僕は愛していました」
2014年12月16日 16:20
[映画.com ニュース]豊川悦司と榮倉奈々が12月16日、ベストセラー漫画を映画化した「娚(おとこ)の一生」の完成報告会見を、廣木隆一監督とともに東京・八芳園で行った。この日は、高砂に金屏風という結婚会見さながらの仕様で行われ、豊川は純白のスーツ、榮倉は紫の艶やかな着物に身を包み登場した。
“疑似結婚会見”ということで、登壇するや右手薬指に輝く指輪を報道陣に見せ、「え? こういう日じゃないんですか?(笑)」とおどけ、会場の笑いを誘った榮倉に対して、豊川は「幸福感を与えてくれる女優さんでした。クランクアップの日はすごく寂しかったし、もうちょっと奈々ちゃんと一緒にいたかった」と榮倉にメロメロの様子。さらに、撮影中の気持ちを「僕は愛していましたけど。(役の)海江田なのか豊川なのかわからないくらい、(榮倉さん演じる)つぐみなのか榮倉奈々なのかわからないくらい、彼女にどっぷりと浸らせて頂きました」と余裕の笑みで告白した。
榮倉は、豊川との共演を「最初は緊張した」と明かしながらも、約1カ月の三重ロケを通して「豊川さんがそばにいらっしゃることも、すごく自然になじんでいって、素敵な思い出」。クランクアップを迎えた際、「一番寂しかったのは、海江田さんにもう会えないということだったので、それくらい近くに寄り添ってくれていたと思います」と語り、豊川と笑顔を交わすなどアツアツぶりを見せつけた。
また、「1カ月間榮倉さんを観察した」という豊川は、榮倉の魅力を「いまだ完成していない部分。この人はこれからどういう風に花開いていくんだろうという。すごく好奇心がそそられるタイプの方で、そうやって人は相手に引き込まれていくんだなと思いました」と説明。一方の榮倉は、「みんなどうしてクスクス笑っているんですか? 大丈夫ですか?」と照れまくった。
豊川、榮倉ともに再タッグとなった廣木監督は「本当に繊細な部分を細やかに演じてくれていて、それが映画に出ている。すごく助かりました」と語り、2人の演技を絶賛した。
原作は、単行本(全4巻)累計発行部数150万部を突破したベストセラー漫画。映画では、榮倉&豊川のほか安藤サクラ、向井理ら実力派キャストが共演し、大人のラブストーリーを描く。祖母の死をきっかけに、東京から田舎の一軒家に移り住んだつぐみ(榮倉)。つらい恋愛を経験したつぐみの前に、祖母を慕っていたという大学教授・海江田(豊川)が現れ、強引に住み込んでしまう。最初は海江田のアプローチに戸惑っていたつぐみだが、次第に心を開いていく。
「娚(おとこ)の一生」は、2015年2月14日から全国で公開。