黒沢清監督、次回作はフランスで撮影 主演はタハール・ラヒム
2014年12月13日 12:00

[映画.com ニュース] 「アカルイミライ」「トウキョウソナタ」などで知られ、国際的にも評価の高い黒沢清監督の次回作が、フランスで製作されることになったと米バラエティが報じた。黒沢監督にとって初の海外作品となる本作は、パリ周辺を舞台に、ホラー要素を交えたラブストーリーが描かれるという。
モロッコで開催中の第14回マラケシュ国際映画祭で大規模な日本映画特集が開かれており、9日(現地時間)に行われた記念式典に出席した黒沢監督が語ったもの。同式典には黒沢監督をはじめ、是枝裕和監督や廣木隆一監督ら、日本を代表する映画関係者16人が出席した。
新作は黒沢監督自身のアイデアから生まれた作品で、ジャック・オディアール監督の「預言者」で脚光を浴びて以降、中国のロウ・イエ監督やイランのアスガー・ファルハディ監督とコラボレートしてきた仏俳優タハール・ラヒムが主演する。作品名やプロットなどの詳細は明かされていない。仏アルテが製作を務め、来春撮影を行う予定。
前作「Seventh Code」で、第8回ローマ国際映画祭の最優秀監督賞と最優秀技術貢献賞を日本映画として初めて受賞した黒沢監督は、「今でもオリジナルのアイデアに寛容で、かなり潤沢な出資システムがある」と、次回作を仏国で製作する理由を語っている。その背景には、漫画原作やシリーズ作でないと資金集めが困難で、低予算の映画が作れないという日本の現状があることにも触れた。
なお、黒沢監督が深津絵里と浅野忠信を主演に迎え、湯本香樹実氏の同名小説を映画化した「岸辺の旅」は、2015年に全国公開される。
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