中井貴一&柳葉敏郎の名野球演技に、角盈男「負けたかな」と完敗宣言
2014年12月11日 21:20
[映画.com ニュース] 俳優の中井貴一が12月12日、主演作「アゲイン 28年目の甲子園」の特別試写会に、共演の柳葉敏郎、波瑠、工藤阿須加、元プロ野球選手の角盈男氏、高橋慶彦氏、野球指導の大石滋昭氏とともに出席した。全くの野球未経験者だった中井と、青森で草野球をしているという柳葉は、昨年12月に行われた今作の撮影のために、8月から猛特訓を重ねたといい、元読売ジャイアンツの角氏に「僕たちが引退して30年後の、そのまんまの姿を見ているようだった。俺負けたかな」と絶賛されていた。
中井は今作の野球指導を務めた元読売ジャイアンツの大石氏について、「大石さんが『僕は絶対に恥をかかせません』と言って下さった一言が出演を決めた理由」と言い切り、「8月の熱中症が騒がれるなかで、野球の未経験者が50歳を過ぎてノックを受けるという暴挙にでるわけですよ。撮影があった12月はプロの人はオフシーズン。ハワイとかグアムとか温かいところでトレーニングするときに、未経験者にスバイク履いてスライディングしろとか言うわけですから。映画界ってぐちゃぐちゃですよ(笑)」と苦労を吐露した。
また、“エース”という役どころを演じ、甲子園での撮影時にはこっそり土を持って帰ってきたという柳葉は「気持ちよくやらせて頂きました」とニッコリ。「僕が田舎でやってる『500歳野球』という草野球では、80歳の方がマウンドに立つ。だからマスターズ甲子園を目標にやってらっしゃる方たちの気持ちも分かるような気がして。甲子園のマウンドに立たせて貰って、ありがとうございました」と感慨深げに語った。
さらに、プロ野球OBの八木澤荘六氏、松沼博久氏、松沼雅之氏、小早川毅彦氏、駒田徳広氏が花束プレゼンターとして登場。高校時代に甲子園出場がかなわず、マスターズ甲子園に出場経験のある駒田氏は「甲子園球場に行くと、プロ時代は態度悪く唾をはいて打席に立っていたのが、(高校時代の)甲子園に出たことがないユニホームで行くと、神聖な所だということを改めて感じた」と語り、「そういうものを映画にして下さったことはすごく嬉しく思います」と謝辞を述べた。
この日は、同作を漢字1字で表す企画を行った。中井は「繋」と発表し、「見て頂ければわかります」と観客の期待をあおり、波瑠は「希」、工藤は「想」を選んだ。最後の柳葉は「情」を選び、「人の思い、人の心という意味。この上に愛がつくのか、友がつくのか、この下に熱がつくのか、この作品を見て皆さんは何をつけてくれるのでしょうか」とコメントし、中井から「うまい!」と称賛され、満面の笑みを見せていた。
「アゲイン 28年目の甲子園」は、重松清氏の同名小説を「風が強く吹いている」の大森寿美男監督で実写映画化。元高校球児が世代を超えて出身校別にチームを作り、再び甲子園を目指す野球大会「マスターズ甲子園」を舞台に、再び夢に挑戦する不器用な大人たちの姿を描く。2015年1月17日から全国で公開。
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