波瑠主演!人気恋愛小説「流れ星が消えないうちに」を映画化
2014年12月9日 05:00
[映画.com ニュース] 若手女優の波瑠が、橋本紡氏の人気恋愛小説を映画化する「流れ星が消えないうちに」に主演することが決定した。大切な人の突然の死で傷ついた主人公を演じる波瑠は、「動くことをやめてしまった奈緒子が、流れていく時間の中で少しずつ前に進みはじめる姿を表現できればいいなと思います」とコメントを寄せた。
現在テレビドラマ「ごめんね青春!」に出演中で、来年1月公開の映画「アゲイン 28年目の甲子園」ではヒロイン役に起用された波瑠が本作で演じるのは、21歳の女子大生・本山奈緒子。突然の事故で帰らぬ人となったかつての恋人を忘れられず、いまも幻影に苦しみ、心の整理が出来ないまま日々を過ごしているという役どころだ。“過去”で立ち止ったままの奈緒子が、同じ傷をもつ現在の恋人・巧や家族とかかわり合い、流れ星に新たな願いをこめ、少しずつ“今”を取り戻していく姿を描く。
原作は、ライトノベル小説「半分の月がのぼる空」シリーズで知られる橋本氏が2008年に出版した人間ドラマ。近年は新潮社が選ぶ「新潮文庫の100冊」に毎年ラインナップされており、広く親しまれている。メガホンをとるのは、短編映画「黒振り袖を着る日」で山形国際ムービーフェスティバルの船越英一郎賞、 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の奨励賞を受賞した柴山健次監督。長編デビュー作「君の好きなうた」(11)に続いてメガホンをとる同作では、東京都の武蔵野市と三鷹市のフィルムコミッションの協力を得て、両市でオールロケを敢行する。12月にクランクインし、15年の公開を予定している。