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水谷豊主演「王妃の館」エンディング曲は小野リサ ティザーポスターも公開

2014年11月21日 10:00

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小野リサがフランス語の名曲「PLAISIR D’AMOUR」を歌う
小野リサがフランス語の名曲「PLAISIR D’AMOUR」を歌う

[映画.com ニュース] 日本を代表するボサノバシンガーの小野リサが、俳優の水谷豊が主演する映画「王妃の館」のエンディング曲を歌唱することが発表された。仏パリの最高級ホテルを舞台にした本作を、エルビス・プレスリーの「好きにならずにいられない」のモチーフとして有名なフランス語の名曲「PLAISIR D’AMOUR(愛の喜び)」で彩る。

主人公の天才小説家・北白川右京を演じる水谷は、「映画『王妃の館』のテーマソングを小野リサさんが歌ってくれる。しかもフランス語で。『王妃の館』チームにとって何と贅沢(ぜいたく)で素晴らしい事が起きたのでしょう。個人的にも興奮覚めやらず幸せ気分に浸っています」とコメントを寄せた。

一方の小野は、「様々な光と影をシリアスにもコミカルにも描き出している作品にとても引き込まれました」とコメント。「愛の喜び、それは一瞬の輝き。愛の苦しみ、それは一生の痛み」という「愛の喜び」の歌詞の一節を引き合いに、「全てを包み込んでくれる愛にも光と影があって、そのような曲で作品の締めくくりをできたなら、ご覧になったお客様がいろいろな光と影を前向きに受け入れられるのではないかと思いました」と語った。

日本におけるボサノバの第一人者である小野は、この十数年、自身の音楽活動を「音楽の旅」と銘打ち、世界各国の名曲をボサノバにアレンジした楽曲をリリースしている。そのフランス版「DANS MONILE ダン・モニール」を耳にした映画製作サイドからのオファーを小野が快諾した。

画像2(C)2015「王妃の館」製作委員会

人気作家・浅田次郎の同名小説を、「探偵はBARにいる」シリーズの橋本一監督で映画化するユーモアに富んだ上質なシチュエーションコメディ。全世界のツーリストたちが憧れるホテル、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)。泊まることが奇跡と呼ばれる最高級ホテルに、曲者ぞろいのツアー客たちがやってくる。しかしそのツアーは、倒産寸前の旅行会社がダブルブッキングになるよう仕組んだものだった。

エンディング曲の決定とあわせて、物語の舞台となるホテル、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌの前に人影が浮かび上がったティザーポスターも公開された。それぞれの窓に映るシルエットが個性的な登場人物たちをイメージさせるとともに、「ようこそ、パリの喜劇ホテルへ。」というフレーズが良質な人間ドラマとコメディの融合を印象づけている。

映画「王妃の館」は、2015年ゴールデンウィーク公開。


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