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高倉健さんへ追悼コメント相次ぐ 次回作は親子の物語になるはずだった

2014年11月18日 18:55

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高倉健さんがビートたけしと共演した「夜叉」
高倉健さんがビートたけしと共演した「夜叉」
写真提供/東宝

[映画.com ニュース] 日本を代表する俳優・高倉健さんが11月10日に悪性リンパ腫のため死去していたことを受け、多くの映画人から追悼のコメントが送られている。

動乱」(1980)で共演した吉永小百合は、「お知らせに信じられない思いでおります。1986年に中国への旅を御一緒して以来一度もお目に掛かっていませんでした。映画の世界に生きることの素晴らしさを教えていただいた方です。本当にありがとうございました。感謝の思いでいっぱいです」と偲んだ。

新作「家族はつらいよ」を東京・成城の東宝スタジオで撮影中の山田洋次監督は、高倉さんが体調を崩していることは聞いていなかったそうで、「むしろ、親しくしている友人を通して、『次の作品を準備している』という話を聞いていましたので、『ああ、元気にしているんだな』と思っていた」という。そして、「健さんが元気でいてくれることが、どれだけ僕の励みになっていたことか。きわめて繊細で、人の気持ちをよくわかる、本当に行き届いた方でした」と言葉をしぼり出した。

高倉さんにとって遺作となった「あなたへ」のメガホンをとった降旗康男監督は、「残念の一言です。来春の撮影を楽しみにしていましたが、できなくなってしまいました。無念です」と惜別のコメントを寄せた。配給の東宝によれば、次回作は「あなたへ」スタッフが再結集して製作するオリジナル作品で、親子の物語を描く感動作になる予定だったという。

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