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青山真治×三上博史が連ドラで再タッグ! 染谷将太&リリー・フランキーも参戦

2014年11月1日 10:00

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中山七里氏の「贖罪の奏鳴曲」を連ドラ化
中山七里氏の「贖罪の奏鳴曲」を連ドラ化

[映画.com ニュース] 青山真治監督と俳優の三上博史が、WOWOWの連続ドラマW「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」で、2001年の映画「月の砂漠」以来13年ぶりにタッグを組むことが決定した。実力派俳優の染谷将太リリー・フランキーを共演に迎え、贖罪の意味を問う法廷ミステリーを描く。

月の砂漠」が出品されたカンヌ映画祭でともにレッドカーペットを歩いた青山監督と三上は、プライベートでも交友があるという。「今回初めて青山真治さんがWOWOWの連続ドラマを監督されるということで、『何かが起こる!!』と、すぐに手を挙げました」という三上は、「またふたりで“悪巧み”ができると、モチベーションが上がっています」と意欲をみなぎらせる。一方の青山監督も、「キャメラの前に立った瞬間、これほど繊細な表情をなさるのか、主役を張るとはこういうことか、と改めて驚かされ、感動させられます。ともに仕事をするパートナーとしてはベストのひとりです」と敬意を表する。

三上が演じる主人公の御子柴礼司は、どんな罪名で起訴されても、必ず執行猶予を勝ち取るという不敗の弁護士で、依頼人から巻き上げる報酬も法外なため悪評が絶えない。しかも、過去に殺人を犯したという設定だ。「そこに難しさもあり、演じ甲斐もあり、一筋縄ではいかないお話しだなあ、と思います」という三上は、「ちょっとひねた、鼻持ちならない弁護士ですが、人一倍弱さも持ち合わせている。個人的な思いから、切れ者の推理がずれていくところも、面白いところでしょう」と魅力を語った。

原作は、10年出版の「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作家・中山七里氏の同名小説。自身の作品が初めて連続ドラマ化されることになった中山氏は、「生来がひねくれ者であるため、小説を書く際には『映像化できるものならやってみろ』と思いながら筆を進めます。『贖罪の奏鳴曲』もその例に洩れず、まず映像化は不可能だろうと悦に入っていました。従ってWOWOWさんからドラマ化の話をいただいた時、一番驚いたのはおそらくわたしだったでしょう。ともあれこのドラマに関わったスタッフ・キャストの皆さんには脱帽せざるを得ません」とコメントを寄せている。

周囲から敬遠され、嫌がらせを受ける日々を送っていた御子柴(三上)は、被告人が圧倒的不利に立たされている係争中の保険金殺人事件の国選弁護士を買って出る。被告は町工場の経営者の妻・東條美津子(とよた真帆)で、入院中だった夫の人工呼吸器を止めて殺したという容疑がかけられていたが無罪を主張。美津子には、半身不随で車いす生活を送る息子・幹也(染谷)がいた。そんな中、事件を追っていたフリーライターが水死体で見つかり、捜査を担当することになった刑事の渡瀬(リリー)は、調べを進めるうちに御子柴がある殺人事件の犯人だったという過去にたどりつく。

連続ドラマW「贖罪の奏鳴曲」(全4話)は、2015年1月24日から毎週土曜午後10時から放送(第1話は無料)。

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