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りえさんに差し出すなら池松しかいない!「紙の月」キャスティング秘話

2014年10月31日 12:15

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「紙の月」プロデューサーの池田史嗣氏
「紙の月」プロデューサーの池田史嗣氏

[映画.com ニュース]日本映画として唯一、第27回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された「紙の月」(吉田大八監督)が10月30日、東京・TOHOシネマズ日本橋で上映され、プロデューサーの池田史嗣氏が観客とのQ&Aに応じた。

人気作家・角田光代のベストセラーを原作に、夫との希薄な関係に悩みながら、年下の恋人のために顧客の預金を横領してしまう女性銀行員の転落を描く。7年ぶりに映画主演を務めた宮沢りえが、ヒロインの銀行員・梅澤梨花役で新境地を開拓し、2004年の「父と暮せば」以来2度目の山路ふみ子女優賞を受賞。年下の恋人を若手筆頭株の池松壮亮が演じる。

池田氏は、同じ角田作品を映画化した「八日目の蝉」(井上真央主演)にもかかわっており、「どちらの作品も『逃げる女性』という共通のテーマがあり、今回はまったく違うアプローチで映像化しようと思った。以前からご一緒したかったし、過去の作品で女性の業を深く描いてきた」と、吉田監督に白羽の矢を立てた。「主演の宮沢さんとも波長があった。お互いにいい意味で貪欲なので、常に高みを目指してくれた。宮沢さんが見せるエネルギーの調節の仕方にも、感服しました」(池田氏)。

一方、ヒロインが転落するきっかけとなる年下の恋人役は「宮沢さんとサシで勝負するわけで、ものすごく難しかった」とキャスティングは難航。そんななか、昨年、吉田監督が演出を手がけ、池松が出演した舞台「ぬるい毒」で、両者に強い信頼関係が生まれ「りえさんに差し出すなら、池松しかいない」という理由で、起用が決まったという。池田氏も「本人が役柄に1ミリも共感できないと言っていて、確かに演じるのは難しかったはず。『大八さんじゃなければ断っていた』とも言っていたし、判断は正しかった」とキャスティングに胸を張った。

第27回東京国際映画祭は10月31日まで開催。「紙の月」は11月15日から全国公開される。

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