大友啓史&山崎貴&李相日「七人の侍」参考に新たな意欲「これからはわがままに」
2014年10月26日 18:25
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[映画.com ニュース] 故黒澤明監督の名作「七人の侍」が10月26日、第27回東京国際映画祭で特別上映され、それに合わせ映画祭が選出した「七人の監督」のうち大友啓史、山崎貴、李相日の3人がトークショーを行い、その魅力を語った。
「るろうに剣心」2部作がヒット中の大友監督は、「時代劇は衣装、作法を含めこなれた感じになるまでに時間が必要で、そのための準備がものすごい。十二分にやっているなという厚みが感じられ、うらやましい」と感嘆の面持ち。続けて「なかなかできないけれど、近づけるように頑張りたい」と意欲を見せた。
「寄生獣」がクロージング作品に選出されている山崎監督も「当時の日本映画が持っていた底力を感じる。今でいえばムチャなことを平気でやっている。村を3つ造っちゃったという伝説もあるくらい。それだけスタジオと闘っていた、ケンカを売っていたんですね」とせん望のまな差し。そして、「僕は遠慮しちゃうところがあるから、もうちょっとわがままにということを意図して作っていきたい」と決意をうかがわせた。
李監督も「僕もわがままでいってみようかな」と同調。山崎監督から「けっこうグイグイいくって聞いているよ」と横ヤリが入ったが、「現実にやるのは難しいと感じるけれど、攻めつつも、どこか落としどころを見つけないと続けられないですよね」と現実論を展開した。
これに対し、大友監督が「落としどころを間違うと、その後の監督人生が大変なことになるからね。作るものには正直に、ずるく勝負していけばいい」と指南。山崎監督も「昔が良かったと言うつもりはない。今はデジタルなど別の次元のことができる。その中で戦っていけばいい」と独自の見解を示していた。
なお、「七人の監督」に選ばれたのは他に中島哲也、羽住英一郎、三池崇史、吉田大八の4人。第27回東京国際映画祭は10月31日まで、六本木ヒルズを中心に開催。
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