斎藤工&貫地谷しほり、「西遊記」のアフレコでストレス発散?
2014年10月14日 18:20

[映画.com ニュース] チャウ・シンチー監督6年ぶりの最新作「西遊記 はじまりのはじまり」で日本語版吹き替え版の声優を務める斎藤工と貫地谷しほりが10月13日、都内のスタジオで公開アフレコを行った。
「少林サッカー」「カンフーハッスル」などで人気を博したシンチー監督が、「ミラクル7号」以来6年ぶりにメガホンをとった。世界中で知られる中国の伝奇小説「西遊記」を題材に、後に三蔵法師と名を改めることとなる妖怪ハンター・玄奘(ウェン・ジャン)を主人公に、孫悟空、猪八戒、沙悟浄とともに天竺(てんじく)を目指すまでの前日譚(たん)を描く。
斎藤は、主人公・玄奘役で初の映画吹き替えに挑戦し、「玄奘は、わらべ歌を使う妖怪ハンター。僕も携帯電話のアップデート作業とかがうまくできないアナログタイプなので、共感できた」と意外な共通点を告白。野沢雅子や山寺宏一らベテラン声優陣も参加しており、「プロフェッショナルな方々とかけ合いをする時、前に前に声を出していかないと負けちゃうと思った。ふだん出さないような感情を大きく出すのは爽快だった」と充実した面持ちを浮かべた。
貫地谷は、映画オリジナルのキャラクターである強気な女妖怪ハンター・段(スー・チー)の声を担当。この日公開されたシーンでは、「意気地なし!」「能なし!」「バカ!」など激しいセリフを連呼し、「発散になった(笑)。段の強そうなところは共感できる」と役になりきっていた。
貫地谷は、「大好きなチャウ・シンチー監督の作品にこういう形で参加できてうれしい。斎藤さんとは演劇研究所時代からの知り合いで、こうやって一緒にお仕事しているのも不思議な感じ」としみじみ。斎藤も、「吹き替え版も負けじとオリジナルに対抗して魂を宿しているので、見比べてもらえたらうれしい。劇場体験しないと損する作品!」とアピールした。
「西遊記 はじまりのはじまり」は、11月21日から全国公開。
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