井浦新&小池栄子、吉永小百合との共演を振り返る
2014年10月11日 04:00
主演の経験も豊富な井浦だが、「吉永さんの作品やお仕事は、日本人ならあたりまえとして、今まで見てきました。初めてお会いして、お芝居をご一緒させてもらった時は本当に緊張しましたが、『こんな緊張感や幸福感は、なかなか体験できない貴重な現場だ』と、テストからかみ締めながらお芝居をさせて頂きました」と述懐した。劇中では、妻を病気で亡くした陶芸家で、幼い娘に導かれるようにして岬カフェを訪れ、悦子(吉永)のいれるコーヒーに癒されるという役どころを演じている。
一方、春風亭昇太演じる花農家の妻役で出演した小池は、「吉永小百合さんは、相変わらずお美しくて、優しくて、かわいくて、ずっと見ていたいなと思うくらい本当に魅力的な方でした」と大先輩に心酔。「現場はすごく穏やかで、共演者もスタッフも経験豊かな方々だったのですごく笑顔が多い現場でした」と語った。
吉永が初めて自ら企画から立ち上げ、「八日目の蝉」の成島出監督とともに森沢明夫の小説「虹の岬の喫茶店」を映画化したヒューマンドラマ。第38回モントリオール世界映画祭で、審査員特別賞とエキュメニカル審査員賞の2冠に輝いた。井浦、小池のほか、阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶ら日本映画に欠かせない主役級のキャストが集っている。
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