仏製アニメ「ミニスキュル」に、「まっくろくろすけ」そっくりなキャラが登場
2014年9月29日 21:30

[映画.com ニュース] 小さな虫たちを主役に描くフランスのアニメーション映画「ミニスキュル 森の小さな仲間たち」に、宮崎駿監督の「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」に登場した、まっくろくろすけ(ススワタリ)にオマージュをささげたキャラクターが描かれていることがわかった。
日本ではNHK Eテレで放送された、フランスの短編アニメシリーズ「ミニスキュル 小さなムシの物語」の劇場版。手つかずの自然が残る南仏の国立公園を舞台に、数々の困難に遭遇しながらも旅を続ける虫たちの物語を、CGで描かれた小さな虫たちと実写の背景を組み合わせた美しい映像で描いている。
まっくろくろすけにオマージュをささげて作られたのは、テレビシリーズから登場している蜘蛛のキャラクターだ。丸いシルエットの黒い体に大きな目玉という外見は、まっくろくろすけそのもので、ポスタービジュアルにも描かれている。
本作を手がけたエレーヌ・ジロー監督は、バンド・デシネ(ベルギー・フランスを中心とした地域の漫画)の巨匠で、2012年に他界したメビウスことジャン・ジローの娘。宮崎監督の「風の谷のナウシカ」は、メビウスが1970年代に発表したSFファンタジー「アルザック」にもヒントを得たと言われており、また、メビウス自身も宮崎監督の作品に賛辞を寄せている。そうしたことから、エレーヌ自身も日本のアニメーションに影響を受けていることを認めており、「宮崎駿監督にはとても影響を受けているし、大好きよ。ほかにも大友克洋氏、森本晃司氏の作品にも」と語っている。また、共同監督でエレーヌの夫でもあるトマス・ザボも同じく宮崎監督を崇敬していることから、この蜘蛛のキャラクターが生み出された。
「ミニスキュル 森の小さな仲間たち」は10月18日から全国のイオンシネマで公開。
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