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「気狂いピエロ」「夜霧の恋人たち」ヌーベールバーグの作曲家が死去

2014年9月13日 08:30

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アントワーヌ・デュアメル氏
アントワーヌ・デュアメル氏
写真:ロイター/アフロ

[映画.com ニュース] ジャン=リュック・ゴダール監督「気狂いピエロ」をはじめ1960年代ヌーベールバーグ作品に多くの楽曲を提供した仏作曲家のアントワーヌ・デュアメル氏が9月10日(現地時間)、パリ市内で死去したと仏メディアが伝えた。89歳だった。

ジャン=ダニエル・ポレ監督の作品で映画音楽のキャリアをスタートし、ゴダール監督の作品では「気狂いピエロ」のほか、「メイド・イン・U.S.A.」「ウイークエンド」、フランソワ・トリュフォー監督作品では「夜霧の恋人たち」「暗くなるまでこの恋を」「家庭」「野性の少年」を手がけた。

その後も精力的に活躍し、パトリス・ルコント監督やフェルナンド・トルエバ監督らにも楽曲を提供、2002年にベルトラン・タベルニエ監督「レセ・パセ 自由への通行許可証」で第52回ベルリン国際映画祭音楽賞を受賞した。

気狂いピエロ」に出演したアンナ・カリーナは、当時ゴダール監督にデュアメル氏を紹介したというエピソードとともに「(デュアメル氏の死は)とても悲しいです。私は素晴らしい作曲家による楽曲、例えば私の好きな『La vie est magnifique』を歌う喜びを得ました」と追悼メッセージを寄せたとPurepeopleが報じている。


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