リュック・ベッソン、新作「ルーシー」は「イマジネーションのリミットを試される感じ」
2014年8月28日 11:10

[映画.com ニュース]全米オープニングNo.1を記録し、フランスでも大ヒットを飛ばしているリュック・ベッソンの新作「LUCY ルーシー」が上陸する。スカーレット・ヨハンソンを主演に迎え、ベッソンが久々に十八番に戻ったかのような純度100%のスーパーヒロイン・アクション・ムービーだ。通常は10%しか機能していないと言われる人間の脳が、ある物質の作用で100%になったらどうなるか。制御不能のヒロインの疾走は、「ニキータ」SF版とも言える。そのユニークな発想を得たきっかけについてベッソンはこう語る。(取材・文/佐藤久理子)
「今から10年ほど前、偶然脳細胞の研究家に会い、その仕組みについて聞いて興味が沸いた。それから専門家に話を聞くようになった。とくに細胞の機能する割合が増えたときに、我々が持っている常識や人間性、感情面はどうなるのかと考えたらどんどんアイデアが広がってね。僕は観客の頭脳に挑戦するような、集中力を必要とする作品に仕立てたかった」
すべてが矢継ぎ早に展開されるなかで、当初は罠にはまった小鳥のようなルーシーが、周囲も驚くパワーを発揮していく様がパワフルだ。キャスティングではもともとアンジェリーナ・ジョリーの名前が上がっていたそうだが、最終的にヨハンソンに落ち着いた。結果的に大正解だったとベッソンは回想する。
「このヒロインは特殊だから、これまでの演技経験はあまり役に立たない。特別な状態になったときに人間の反応がどうなるのか、それを理解しながら、ロボットにもならず、かといって普通の人間とも少し異なるニュアンスを表現できる才能が必要だ。そして怖がらずにチャレンジできる勇気。スカーレットはその両方を備え、モチベーションにあふれていた。6カ月もエージェントを通して交渉するような複雑さもなく、すべてがシンプルで素早く進んだよ」
(C)2014 Universal Picturesたしかにキャスティングの妙は本作の武器のひとつだ。ヨハンソンを囲んで、その顔がクローズアップになるだけで映画に深みが出るモーガン・フリーマン、「レオン」のゲイリー・オールドマンを彷佛させるような不測の怖さを見せるチェ・ミンシクらが脇を固める。「この映画のミンシクはアジアのゲイリーと言えるかもね。英語は一言も話さなかったけれど、素晴らしい俳優だ」
ルーシーの加速によってどんどんSF的な世界に突入していく、その行き着くところは、これまでのベッソン映画とはひと味異なる近未来の様相を呈している。「ルーシーは限界まで行き何がそこにあるのかを見極める。そのビジョンを考えるのがとてもチャレンジングで面白かった。いったいあちら側の世界とはどんなものか、どんなビジュアルなのか。自分のイマジネーションのリミットを試される感じがしたよ」
「LUCY ルーシー」は、8月29日から全国で公開。
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