クロエ・グレース・モレッツ、“映画泥棒”に苦言
2014年8月27日 12:45

[映画.com ニュース] 新作「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」をPR中のクロエ・グレース・モレッツが、「キック・アス3」製作の可能性を否定し、映画泥棒に苦言を呈した。
第1作「キック・アス」(2010)で驚異的な戦闘能力を持つ11歳のヒロイン、ヒット・ガールを演じて話題をさらったモレッツは、待望の第2作「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」(14)で思春期に入ったヒット・ガールを再び演じた。
同シリーズをきっかけに、瞬く間に人気若手女優となったモレッツだが、英Digital Spyのインタビューに対し、「悲しいけれど、もうあのキャラクターを演じることはないと思う」と打ち明けた。「ヒット・ガールはすごくクールなキャラクターだったけれど、もう続編が作られることはないと思う。あの映画はコミックファンたちのために作られたけれど、今や映画館ではなく海賊版でみんな見ているのよ」。
「『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』は去年、最も違法コピーされた映画の1本なの」と語ったモレッツ。海賊版によって興行収入が打撃を受けたと明かし、「私たちは配給会社に3作目も4作目も儲かることを証明しなければならないの。でも、2作目の成績が良くなかったから、もう続編は作れないわ」と嘆いた。そして、「もし1作だけじゃなくて続編が見たかったら、みんな劇場に映画を見にいくべきよ。映画館の数字が全てなんだから」と呼びかけた。
モレッツ主演の新作「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」は、ゲイル・フォアマン著のベストセラーYA小説「ミアの選択」を映画化した作品で、交通事故で家族を亡くし1人生き残った高校生が、ある決断を下すまでの24時間を描いている。10月11日から日本公開。
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