【全米映画ランキング】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が首位に返り咲き、今夏最大のヒット作に
2014年8月27日 10:05

[映画.com ニュース] サマーシーズンも残りわずかとなった全米ボックスオフィス。先週末は3本の新作がランクインしたが、いずれも首位デビューは果たせず、前週3位のマーベル・スタジオ作品「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が約1750万ドルの興収で首位に返り咲いた。
同作の24日間の累計興収は約2億5100万ドルに到達し、「トランスフォーマー ロストエイジ」(約2億4300万ドル)を抜き、現時点で今夏最大のヒットに。本年度最大のヒットは同じくマーベル・スタジオ作品「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」(約2億5900万ドル)だが、こちらを抜くのも時間の問題で、3億ドル超えも現実味を帯びてきた。
僅差で2位となったのは前週首位のアクション・アドベンチャー「ミュータント・タートルズ」。17日間の累計は1億4500万ドルを記録し、これまでのタートルズ映画では最高の興収となっている。グロス(最終興収)は1億8500万ドルあたりか。
オープニング興収約1570万ドルで3位デビューとなったのは、クロエ・グレース・モレッツ主演の「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」。ゲイル・フォアマン氏原作の全米ベストセラー「ミアの選択」(小学館刊)を映画化した人間ドラマ。交通事故で家族をいっぺんに失った17歳の少女ミアの魂の彷徨が描かれる。レビューは賛否が分かれたが、若い観客には受け入れられ、まずまずのスタート。
初登場で5位となったのは、9月4日のNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)開幕に合わせて公開されたスポーツドラマ「When the Game Stands Tall」。地方の高校のアメリカン・フットボール部に起きた実話を元にした作品で、出演はジム・カビーゼル、マイケル・チクリス、ローラ・ダーンほか。
そして、オープニング興収約635万ドルで7位デビューとなってしまったのが、2005年のヒット作「シン・シティ」の続編「シン・シティ ア・デイム・トゥ・キル・フォー(原題)」。ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、ジョセフ・ゴードン=レビット、ジョシュ・ブローリン、ブルース・ウィリス、エバ・グリーンといったスターが大挙出演しながら興収1000万ドル以下という厳しいスタートとなってしまった。ちなみに前作は約2900万ドルのオープニング興収で、グロスは7400万ドル。今作のレビューは賛否が半々で、グロスは3000~4000万ドルの間になりそう。その他のキャストにロザリオ・ドーソン、パワーズ・ブース、デニス・ヘイスバート、レイ・リオッタ、クリストファー・ロイド、ジェレミー・ピベン。監督は前作に引き続きロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー。
8月最終週の今週は、5代目007ピアース・ブロスナン主演のスパイスリラー「The November Man」(ロジャー・ドナルドソン監督)に、 パリのカタコンベ(地下墓地)を舞台にしたアドベンチャー・ホラー「As Above, So Below」が公開となる。
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