「大統領の執事の涙」メイキング映像で大物ぞろいの撮影現場を公開
2014年8月15日 13:55
[映画.com ニュース] アカデミー賞受賞作「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が7人の米国大統領に仕えた実在の黒人執事の半生を描く「大統領の執事の涙」のブルーレイ&DVDリリースを記念し、同作のメイキング映像が公開された。
「大統領の執事の涙」では、綿花畑の奴隷として生まれた主人公セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)が給仕見習いからホテルのボーイ、そしてホワイトハウスの執事を務めるまでになり、大統領の信頼を勝ち取っていく姿が描かれる。実力派の名優たちが1950年代から80年代にかけての歴代大統領に扮し、本物そっくりに演じていることも話題だ。
メイキングでは監督やキャストの面々が登場し、本編シーンも交えながら撮影の舞台裏を披露する。「ラスト・キング・オブ・スコットランド」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したウィテカーは「どんな役を演じる時も責任を持って臨んでいる」と明言。今回も「それらしく振る舞うため」と、執事の訓練を受けたことを明かしている。その言葉通り、共演のオプラ・ウィンフリー(妻グロリア役)は「みんなが“彼は天才だ”とか“最高だ”と言うのは本当よ」と絶賛、またダニエルズ監督からは「シチューを作るのに何を入れるか悩んでも、フォレストを入れればおいしくなる」と絶対の信頼が寄せられている。
さらに映像には、そのウィテカーに「まるでバットマンの登場シーンみたい」と表されたジョン・キューザック(リチャード・ニクソン大統領役)のさっ爽とした登場シーンや、プロデューサーに「一瞬で場をさらった」と言わしめた、ロビン・ウィリアムズさん(ドワイト・D・アイゼンハワー大統領役)の撮影風景も収められており、ウィテカーは「ロビンは実直で物静かな大統領を演じた。とても繊細な演技だ」と賛辞を送っている。
共演はセシル(ウィテカー)の母にマライア・キャリー、同僚執事にレニー・クラビッツと人気ミュージシャンが顔を揃えているほか、ジェームズ・マースデン、リーブ・シュレイバー、アラン・リックマンがそれぞれジョン・F・ケネディ、リンドン・B・ジョンソン、ロナルド・レーガンの歴代大統領に扮している。
「大統領の執事の涙」ブルーレイ&DVDは本日よりTSUTAYA先行レンタル開始(セル版も発売中)。