リー・ダニエルズ監督、高校アメフット選手えん罪事件を映画化
2014年8月14日 13:20

[映画.com ニュース] 「プレシャス」「大統領の執事の涙」のリー・ダニエルズ監督が、無実の罪で5年以上服役した高校アメリカンフットボールのスター選手の実話を映画化するプロジェクトでメガホンをとることが決まった。
題材となるのは、当時16歳だったブライアン・バンクスが同級生をレイプしたという濡れ衣を着せられた事件。2002年に訴えられたバンクスは、有罪判決を受け5年以上にわたり刑務所で暮らし、出所後も性犯罪者リストに登録されていたが、12年に告発した女性が話を偽っていたことを認めたため、身の潔白が証明された。その後、バンクスはプロ選手を目指して各チームのトライアルを受けており、昨年はNFLのアトランタ・ファルコンズに約5カ月間所属した。
製作を務めるギデン・メディアのエイミー・ベア(「ラスト・ベガス」)は、ダニエルズ監督について「誠実さと情熱、そして希望をもって、過酷な境遇や出来事に目をむけてきたフィルムメーカーです」と信頼を寄せ、「見た人を成長させるような力強い映画になると確信しています」と語っている。脚本家は未定で、ジャスティン・ブルックスとニール・ストラムが製作総指揮を務める。
また、ダニエルズ監督がパイロット版のメガホンをとった、米FOXの新ドラマ「エンパイア(原題)」はすでにシリーズ化が決定。ダニエルズ監督はダニー・ストロングとともに脚本も担当しており、テレンス・ハワードが主演する。
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