「思い出のマーニー」に第3のヒロイン メガネの少女・彩香を演じたのは“回鍋肉の子”
2014年8月2日 10:20
[映画.com ニュース] 7月19日から全国で公開され、9日間で興行収入10億円を突破したスタジオジブリ最新作「思い出のマーニー」に登場する少女・彩香(さやか)の存在が注目を集めている。
「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌監督が、イギリスの同名児童文学を映画化した同作は、美しく広がる北海道の湿地を舞台に、心を閉ざした12才の少女・杏奈と謎の金髪の少女マーニーのひと夏の出会いを描いたファンタジードラマ。高月彩良が声優を務める杏奈と、有村架純によるマーニーのダブルヒロインの物語としてうたわれてきた同作だが、作中には第3のヒロインとも言える、東京から引っ越してきたメガネの少女・彩香が登場する。
彩香は夢見がちな少女だが、マーニーの隠された謎に迫る重要な役割を担ったキャラクターで、KDDI「au」や味の素「Cook Do」のCMでみせる明るい演技が印象的な女優・杉咲花が、声優を務めている。杉咲は、「小さいころからジブリ作品をたくさん見てきたので、まさか自分がジブリ作品の声優をできるなんて想像もしていませんでした。本当にびっくりしましたし、私でいいのかな?とも思いました」と出演が決まった際の心境を述懐。「どんな映像になるのか、いろいろ想像を膨らませながら楽しく台本を読んでいたのですが、アフレコでは声ひとつで感情を伝えることがとても難しかったです。でも監督からわかりやすく指示を出していただきましたし、私が演じる彩香ちゃんは、元気で好奇心旺盛な子なので、伸び伸びと演じさせてくださいました」と話している。
杉咲の起用は、彩香役のキャスティングが難航していた際、西村義明プロデューサーがスタッフから「TVドラマ『夜行観覧車』での演技がスゴイ、“回鍋肉(ホイコーロウ)の子”」を勧められたことがきっかけだったと言う。西村プロデューサーは「意味も分からないまま“回鍋肉の子”で検索すると、杉咲花さんの名が。声を聞いてみると、マーニーの秘密を探ろうとする夢想家な彩香にピッタリです。アフレコでは予想を超えた“彩香らしさ”で、麻呂さん(米林監督の愛称)大満足。赤い丸メガネを付けたら、そのまま彩香になりそうですね」と絶賛している。
杉咲は、今後も「イン・ザ・ヒーロー」「繕い裁つ人」「愛を積むひと」など話題作への出演が続いており、高月、有村とともに、今後の活躍が期待されそうだ。
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