イーストウッド監督作「ジャージー・ボーイズ」ハーモニーを奏でるポスター公開
2014年7月9日 12:05
[映画.com ニュース] 巨匠クリント・イーストウッド監督が、大ヒットブロードウェイミュージカルを題材にしてメガホンを取った新作「ジャージー・ボーイズ」の劇場版ポスタービジュアルを、映画.comが入手した。薄暗い路地裏、街灯に照らされた赤いジャケット姿の4人のハーモニーが聞こえてきそうなポスターは、のちに成功をつかみとる若者たちの夢と希望に満ちあふれた姿を捉えたクールなデザインに仕上がっている。
トニー賞でミュージカル作品賞を含む4冠を達成した原作は、1960年代に世界的な人気を誇った伝説の米ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の実話をもとにしたヒューマンドラマ。「許されざる者(1992)」「ミリオンダラー・ベイビー」で2度のアカデミー賞監督賞に輝いたイーストウッド監督が、ニュージャージー州の貧しい地区出身の4人の若者“ジャージー・ボーイズ”の友情と裏切り、栄光と挫折のストーリーを数々のヒットナンバーとともに描き出す。
本作の見どころのひとつは、同グループの代表曲「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」の誕生の裏に隠されたドラマ。自ら映画音楽を手がけることも多いイーストウッド監督は、「『君の瞳に恋してる』は、あの時代の本物の名曲のひとつで、1940年代、50年代、いや、歴史上のどの時代に発表されても名曲になっていただろう」と語る。フォー・シーズンズの楽曲がエネルギッシュで優れていたからこそ、「彼らのストーリーを映画で描くこと、そして、米国中で上演していた舞台版に大きな影響を与えた俳優たちと組むことは楽しいチャレンジだったよ」と振り返った。
ブロードウェイ版でバンドのリード・ボーカルのフランキー・バリ役を演じ、トニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞したジョン・ロイド・ヤングをはじめ、ボブ・ゴーディオ役のエリック・バーゲンとニック・マッシ役のマイケル・ロメンダが映画版でも再結集。もうひとりのメンバー、トミー・デビート役には、テレビシリーズ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」のビンセント・ピアッツァが加わった。
劇場版ポスタービジュアルとともに、4人が歩んだ軌跡を数々の名曲に乗せてドラマティックに描いた予告編第2弾も公開された。
「ジャージー・ボーイズ」は、9月27日から東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開。