中井貴一、阿部寛ほか豪華キャストが総登場「柘榴坂の仇討」予告編が完成
2014年6月22日 18:00

[映画.com ニュース] 人気作家・浅田次郎氏の短編小説を中井貴一主演で映画化する「柘榴坂の仇討」の予告編が、このほど公開された。
原作は、「鉄道員(ぽっぽや)」「壬生義士伝」など映画化作品も多い浅田氏が2004年に発表した、短編集「五郎治殿御始末」に収められている一編。「壬生義士伝」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した中井が、江戸から明治へ、大きな時代のうねりのなかでも、武士としての矜持を持ち続ける「最後のサムライ」である主人公・志村金吾を演じている。
桜田門外の変で主君・井伊直弼を守ることができず、目の前で暗殺を許してしまった金吾は、切腹も許されず、仇討ちを命じられる。時代が江戸から明治に移り変わってもなお、井伊を討った刺客を追い続ける金吾は、やがて仇敵である水戸藩浪士で、車引きの直吉と名を変えて生きていた佐橋十兵衛を見つけ出す。しかし、2人が出会ったその日、明治政府は仇討ち禁止令を発する。
今回の予告編では、中井扮する金吾と、阿部寛が演じる十兵衛が13年の時を経て出会う重要なシーンが映し出されている。ただひたすらに仇(かたき)を追い続けてきた金吾と、井伊を手にかけて以来、身を隠し、負い目を感じながら孤独に生きてきた十兵衛が、車引きとその客として言葉を交わす印象的なシーンから、やがて雪の舞うなかで刀を交える2人の姿で映像は幕を閉じる。
映像を引き立てる音楽は、映画音楽界の第一人者・久石譲が担当。中井、阿部のほか、広末涼子、中村吉右衛門、高嶋政宏、真飛聖、吉田栄作、堂珍嘉邦、近江陽一郎、木崎ゆりあ、藤竜也の全キャストも予告編のなかで紹介されている。監督は「ホワイトアウト」「沈まぬ太陽」の若松節朗。9月20日全国公開。
(C)2014 映画「柘榴坂の仇討」製作委員会
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