C・ベールが寡黙な労働者に ディカプリオ&R・スコット製作のドラマ、9月末公開
2014年6月20日 12:00
[映画.com ニュース] レオナルド・ディカプリオ、リドリー・スコット監督らが製作を手がけ、実力派俳優クリスチャン・ベールが主演したクライムドラマ「アウト・オブ・ザ・ファーナス(原題)」の邦題が「ファーナス 訣別の朝」になり、9月27日に劇場公開されることが決定した。
第82回アカデミー賞で主演男優賞、歌曲賞を受賞した「クレイジー・ハート」のスコット・クーパー監督がメガホンをとり、愛する家族や恋人を失った男が絶望のなかで繰り広げる孤独な戦いを描く。「ダークナイト」シリーズ、「ザ・ファイター」「アメリカン・ハッスル」などでさまざまなキャラクターを演じてきたベールが、心の奥底にたぎる思いを抱いた寡黙な労働者に挑んだ。
溶鉱炉(ファーナス)から立ち上る白煙に包まれる米ペンシルベニアの田舎町ブラドック。町で生まれ育ったラッセルは、製鉄所で働きながら年老いた父親、イラク戦争で心に傷を負った弟の面倒を見ていた。貧しい日々のなか、恋人レナと過ごす時間に幸せを見出していたラッセルだったが、ある晩を境に運命が大きく変わってしまう。
ベールのほかウッディ・ハレルソン、ケイシー・アフレック、フォレスト・ウィテカー、ウィレム・デフォー、ゾーイ・サルダナ、サム・シェパードら演技派俳優が結集。「運命を撃ち破る。」と刻まれたたポスタービジュアルでは、溶鉱炉をバックに何かを決意した表情のベールがライフルを手にしており、待ち受ける過酷な運命を予感させる。
「ファーナス 訣別の朝」は、9月27日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。