アントワン・フークア監督、モテモテ 3スタジオからオファー相次ぐ
2014年6月9日 16:10
[映画.com ニュース] アントワン・フークア監督が3つのスタジオから新作のオファーを受けていることが判明した。その3作品は、米20世紀フォックスの「Narco Sub(原題)」、MGMが手がけるリメイク版「荒野の七人」、フークア監督の最新作「イコライザー(原題)」の続編「イコライザー2」(ソニー・ピクチャーズ)。米Deadlineによれば、フークア監督は「Narco Sub」のメガホンをとる契約を結んだようだ。
リドリー・スコットと「X-MEN」シリーズのプロデューサー、サイモン・キンバーグが製作を務める同作は、エクアドル人の麻薬王が米国にコカインを密輸するため、不祥事を起こした米海軍将校に潜水艦を操縦させて沿岸警備隊の厳重な警備をかいくぐろうとするスリラー。「デンジャラス・ラン」「ゲットバック」のデビッド・グッゲンハイムが執筆した脚本を、キンバーグとアンソニー・ペッカム(「シャーロック・ホームズ」)がリライトした。
フークア監督の次回作は、ジェイク・ギレンホール主演のボクシング映画「サウスポー(Southpaw)」に決定しているため、「Narco Sub」に取りかかる時期は未定だ。MGMはリメイク版「荒野の七人」の主演にブラッド・ピットを希望しており、ソニーの「イコライザー2」では1作目の脚本家リチャード・ウェンクが続投することがすでに決定している。この2作品でもメガホンをとるのか、今後もフークア監督の動向に注目が集まりそうだ。
「トレーニング デイ」(2001)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したデンゼル・ワシントンがフークア監督と再タッグを組む「イコライザー」は、80年代のテレビドラマ「ザ・シークレット・ハンター」シリーズのリメイク。ワシントンが元諜報員の探偵ロバート・マッコールに扮し、若手女優のクロエ・グレース・モレッツが娼婦役で共演する。9月26日に全米公開予定。