赤白ボーダーシャツの片岡愛之助が怖い！ 楳図かずお初監督作「マザー」ポスター
2014年5月28日 09:00
［映画.com ニュース］日本を代表する恐怖漫画の巨匠・楳図かずおが、長編映画監督デビューを果たす映画「マザー」のポスタービジュアルが公開された。主人公の楳図かずお役を演じる歌舞伎俳優・片岡愛之助が、楳図のトレードマークの赤白ボーダーシャツ姿で鬼気迫る表情を浮かべており、創作上の想像を具現化し別世界の中に入り込んでいく様子を表している。
「おろち」「洗礼」「まことちゃん」など、独特の世界観を持つ作品で社会現象を巻き起こした巨匠として知られる楳図監督だが、1995年以降、腱鞘炎のため漫画は休筆している。長編初メガホンとなる本作は、楳図監督自ら脚本を手掛けた自叙伝的な物語で、片岡演じる漫画家・楳図と亡き母イチエ（真行寺君枝）の関係を現実と虚構を交えて描く。
ポスタービジュアルについて、楳図監督は「愛之助さんがボーダーシャツを着て、僕になること自体がホラー。そんな愛之助さん演じる楳図かずおがこれから一体何をするのか、意味深で、期待感のあるポスターになりました。愛之助さんの背後の壁には、この映画を読み解く大切なメッセージが散らばっています」と解説する。そして、「完成した映画は、ホラーの既成概念にとらわれている方がご覧になったら、こんなホラーもあるのかと感じるような、超恐いけど、グッとくる、恐ろしくも悲しく切ないお話に仕上がったと思います」と初監督作の手ごたえを語った。
「マザー」は9月27日全国公開。
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