マキタスポーツ＆堀ちえみ、韓国の新星シム・ウンギョンにメロメロ

ある日突然20歳の姿に若返ってしまった70歳の老女が、得意の歌で人生を切り開いていく姿をコミカルに描く。「トガニ　幼き瞳の告発」「マイ・ファーザー」とシリアスな社会派ドラマを手がけてきたファン・ドンヒョク監督が、長編第3作目で初めてコメディに挑戦した。

現在19歳のウンギョンは、「経験したことのない未来の年齢なので、おばあさんの感性をうまく表現できるか心配だった。一時は出演を辞退しようかとも思ったけれど、シナリオを読み直し、伝えたいことが明確で意味のある映画だと思ったので出演を決意した」と葛とうがあったことを語った。

劇中では見事な歌唱も披露しているが、「もともと歌やダンスが好き。子どもの頃に声楽を習っていたので、今回はそれが役に立った。製作側は歌の吹き替えも考えていたけれど、歌唱力よりも感情を優先して私に歌わせてくれた」と挑戦づくし。また、「J-POPはK-POPと同じくらい好き。『ZARD』や『EXILE』、安室奈美恵さんのファン」と日本通であることを明かした。

「“オッサニー”という集団を結成した」というほど「サニー」の大ファンだというマキタスポーツは、「ウンギョンちゃんは非常に謙きょでかわいらしい。肌は陶器のような透明感。『日本のオッパ（兄）と呼んでいいから』と言ったのに、まだ呼んでもらえていない」とメロメロの様子。元アイドルの堀も、「70歳のウンギョンさんを垣間見た感じ。これから先も色々な役をやっていけるのでは」と期待を寄せ、「懐かしい感じのする映像と、彼女の美しい声が心に染み込む映画。全国のお母さん、世界中のお母さんに見てほしい」とアピールした。

そして、今月31日に20歳の誕生日を迎えるウンギョンを、ひと足早くケーキと歌で祝福。ウンギョンは、「全く予想もしていなかったのでとても感動。良い思い出をありがとうございます」と大喜びだった。

「怪しい彼女」は7月11日より公開。