阿部寛&上戸彩「テルマエII」大ヒットを祝し鏡開き!イタリア公開も決定
2014年5月11日 17:10
[映画.com ニュース] ヤマザキマリの人気コミックを実写化した劇場版第2作「テルマエ・ロマエII」の大ヒット御礼舞台挨拶が5月11日、都内の劇場で行われた。主演の阿部寛、上戸彩、武内英樹監督は、前作をしのぐ勢いの記録的大ヒットを祝し、草津の湯が入った大樽で盛大に鏡開きを行った。
公開15日間で動員数223万人、興行収入28.7億円を突破し、興収は前作対比103.7%と好調なすべり出し。前作「テルマエ・ロマエ」は興行収入59.8億円を記録したが、本作はそれをさらに上回る勢いで大ヒットを記録中だ。
ワールドプレミアが行われたイタリア・ナポリをはじめ、台湾、群馬・草津温泉など、前作から数えて総移動距離66000キロを超えるPR活動を行ってきた「テルマエ」一行。阿部は、「この作品と出合えたことがすごく幸せ。どこの外国に行っても大爆笑でウケているのでうれしい」と満面の笑み。上戸は、「1を越えるのが難しいのは分かっていたけれど、現場では阿部さんのやる気も顔芸もパワーアップしていた(笑)。阿部さんについてきてよかったなと思う」と全幅の信頼を寄せていた。
イタリアで開催された第16回ウディネ・ファーイースト映画祭では、オンライン投票で選ばれるマイ・ムービーズ観客賞を2作連続で受賞。前作のイタリア公開決定に続き、「II」も配給会社が決まった。武内監督は、「前作でだいぶ出し尽くしていたので、続編はプレッシャーだった。だけど俳優陣もプロデューサーもノッていて、チームワークで乗り越えられたんじゃないかと思う。世界でもどんどん“沸騰”してる!」と手応えを感じていた。
また、全国浴場組合の村西彰副理事長が駆けつけ、映画を通して公衆浴場(銭湯)文化の発展に貢献したとして3人を表彰した。全国的に減少している銭湯だが、阿部は「子どもの頃に行った銭湯の記憶を強烈に覚えていて、なくなってほしくないなと思った。お子さんがいる方は、連れていってあげると一生忘れない思い出になるんじゃないかな」とアピール。さらに母の日にちなみ、「“平たい顔族”代表になれたのはお母さんとお父さんのおかげ。薄い顔に生んでくれてありがとう」(上戸)、「天国のお母さん、この顔に生んでくれてありがとう。イタリア人も認めてくれた」(阿部)と、それぞれ感謝の気持ちを述べた。
映画は、斬新なテルマエ(浴場)を作ったことで一躍人気者となった古代ローマの生真面目な浴場設計士ルシウス(阿部)が、コロッセオにグラディエーターをいやすための浴場建設を命じられ、新たなアイデアを得るため再び日本へとタイムスリップする姿を描く。
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