園子温最新作「新宿スワン」絶賛撮影中 綾野×山田×沢尻×伊勢谷のコメントが到着
2014年4月26日 15:00

[映画.com ニュース] 鬼才・園子温監督のメガホンで、和久井健氏の大人気漫画を実写映画化する「新宿スワン」のキャストが正式に発表された。現在撮影に臨んでいる主演の綾野剛をはじめ、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介のコメントを、映画.comが入手した。
原作者・和久井氏の実体験をもとにした、新宿歌舞伎町の繁栄を裏で支えたスカウトマンたちの物語で、2007年に「新宿スワン 歌舞伎町スカウトサバイバル」としてテレビドラマ化されている。待望の実写映画化となった今回は、海外でも高く評価されている園監督と現代の日本映画界に欠かせない豪華キャストの共闘で、歌舞伎町を精一杯生き抜く男と女の物語をスタイリッシュに描き出す。
映画、ドラマに引っ張りだこで、7月には初の座長公演「太陽2068」に挑む綾野は、主人公のスカウトマン白鳥龍彦(シラトリタツヒコ)を演じるため金髪に。「監督・園子温との初コラボレーションも期待です。和久井先生の『新宿スワン』を、素晴らしいスタッフと共演者とともに表現出来ることに武者震いしています。恐れず、志高く、ただただ、挑みます。白鳥龍彦!」と闘志をみなぎらせている。
龍彦のライバル・秀吉を演じる山田は、「秀吉という魅力的な役でオファーをいただけてとても嬉しく思い、監督や共演者の名前を聞き撮影をとても楽しみにしています」とコメント。龍彦をその道に誘う凄腕スカウトマン真虎に扮する伊勢谷は、「原作を読んで、その面白さに圧倒される思いでした。真虎というキャラクターの持つ深い闇に興味は尽きません。役を演ずる事になって、少しでもその闇を感じてもらえればと気合いが入ります!」と意気込んだ。
テレビドラマ「ファースト・クラス」で8年ぶりの連ドラ主演を務めていることでも話題の沢尻は、原作のファンだといい「園子温監督の手で実写映画化されると聞き、ぜひ参加したいと思いました」と話す。自身が演じる風俗嬢アゲハについて、「大都会の片隅で押し潰されそうになりながらも、いつか幻の王子様が現われ自分を救い出してくれる事を信じて、風俗店で働いている女の子です。風俗の世界に生きながらも、心の純真を失う事のない健気なアゲハのキャラクターが心に刺さりました」と語っている。
原作は、2005~13年に「週刊ヤングマガジン」(講談社刊)で連載され、単行本全38巻の累計発行部数は800万部という大ヒット作。人気放送作家の鈴木おさむが、映画「クローズ」シリーズの水島力也とともに脚本を手がける。
映画「新宿スワン」は、2015年春全国で公開。
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