ジョニー・デップ&ガイ・ピアース、ギャング映画で兄弟役に
2014年3月21日 12:45
[映画.com ニュース] ジョニー・デップ主演で、実在のボストンマフィア、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーの半生を描く「ブラック・マス(原題)」に、ガイ・ピアースがデップの弟役で出演交渉中だと米バラエティが報じた。
ボストンのアイルランド系マフィアだったバルジャーは、FBIの情報提供者でもあり、その立場を利用して敵対するイタリアンマフィアらを排除した。自身も逮捕直前までいったが、FBIの内通者からの警告でボストンを逃れ、2011年にカリフォルニア州で逮捕されるまで、16年間にわたって逃亡生活を送った。13年11月に殺人罪などで「終身刑2回プラス禁固5年」の判決を受け、現在服役中だ。
マーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド」でジャック・ニコルソンが演じたフランク・コステロは、バルジャーをモデルにしたとされている。
デップ扮するバルジャーには弟がふたりいるが、ピアースがどちらを演じるのかは不明。ただし、すぐ下の弟のウィリアム・マイケル・バルジャーは、マサチューセッツ州議会議長とマサチューセッツ大学総長まで務めた人物でありながら、犯罪者の兄との関係も良好で、逃亡中にもコンタクトをとっていたことでも知られる。なお、役どころは不明だが、ジョエル・エドガートンの出演も決定している。
米ワーナー・ブラザースと米クロス・クリークの製作で、「クレイジー・ハート」のスコット・クーパー監督がメガホンをとる。なお、本作は当初バリー・レビンソン監督がメガホンをとる予定だった。主演のデップはギャラが見合わず一度は降板したが、最近になって復帰が伝えられた。