鉄拳、映画版「振り子」に感涙 小西真奈美も感極まる
2014年3月21日 18:40
[映画.com ニュース]お笑い芸人・鉄拳のパラパラ漫画「振り子」を実写映画化した「FURIKO 振り子」が3月21日、開催中の第6回沖縄国際映画祭で上映され、原作者の鉄拳をはじめ主演の中村獅童、小西真奈美、板尾創路、竹永典弘監督が舞台挨拶に立った。
放送局と吉本興業がタッグを組む「TV DIRECTOR’S MOVIE」としてTBSが製作。“取り戻せない時間”をテーマに、夫婦愛の尊さを描いた「振り子」は、動画投稿サイトで再生回数300万回以上を記録し、英ロックバンド「MUSE」がプロモーションビデオとして正式採用するなど世界規模で話題を集めている。
鉄拳は、「皆さんにまずお礼を言いたくて。本当にありがとうございました」と登壇陣に深々と頭を下げた。そして、「すごい。僕が思っていた以上にいい作品だったんで、本当に嬉しい」と語り、涙をぬぐった。客席で観賞した小西も、「撮影中のことを思い出したり……、どうしよう。顔がグズグズになってしまって、すみません」と感極まった様子で、涙ぐんでいた。
主演の中村は「振り子」の大ファンだったそうで、「こういう現場は珍しい。みんなが鉄拳さんの作品が好きで、原作ファンの期待を裏切らないように撮影していた」と述懐。鉄拳は、「映画化のオファーはいくつか来ていたんです。でも実現不可能だった。今回は成功しましたが、僕ももっと勉強して、映画化するのに分かりやすい話を作らないといけませんね」と語っていた。
なお、武田鉄矢、研ナオコらが脇を固めるほか、アイドルグループ「SKE48」「AKB48」を兼任する松井珠理奈がウエディングドレス姿を披露している。
第6回沖縄国際映画祭は、24日まで。