唐沢寿明、前代未聞の100人斬り!飛び降りスタントに挑戦し完遂
2014年3月15日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の唐沢寿明が、5年ぶりの主演映画「イン・ザ・ヒーロー」のクライマックスシーンの撮影で、高さ8.5メートルからの飛び降りスタント、前代未聞の100人斬りというアクションシーンに挑んでいたことがわかった。
アクション映画やヒーロードラマを影で支え続けてきた多くの裏方や、俳優たちに対するオマージュがふんだんに盛り込まれている今作で、唐沢はブルース・リーを崇拝するスーツアクター界の第一人者・本城渉に扮している。東映アクションクラブ出身で、デビュー当初、「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズなど特撮番組に、スーツアクターとして出演していただけに、並々ならぬ覚悟で撮影に臨んでいる。
今作に備え、数カ月におよぶ厳しいアクションの稽古を重ねてきた唐沢の姿を身近で見ていただけに、この日の撮影にはキャスト、スタッフ総勢約170人が結集。高さ約8.5メートルのキャットウォークから飛び降りる危険なスタントシーン、その後に繰り広げられる100人の忍者を斬りまくる激しいアクションシーンに、全員が万全の状態で臨んだ。
撮影を無事に終えた唐沢は「正直言えば、かなり疲れました(笑)。でも、今回のストーリーの“主役”であるスタントの方々が、実際の撮影でも活躍してくださり、とても楽しんでいるようでしたので、いい年をしてまでも挑戦したかいがあったかなと思います」と周囲を気遣う。さらに、「松方弘樹さんとのシーンでは、“松方さんを斬る”という、もう今後二度と来ないであろう貴重な機会をいただき、本当にいい経験をさせていただきました。寺島さんも殺陣の経験が豊富な方なので、やはりお上手でしたね。見ごたえのある一騎打ちになったと思います」と見どころを明かす。
スーツアクターとして活躍していた当時のように動けるか当初は不安だったといい、「50歳になってから、こういう作品はもう難しいのかなと思ったこともありましたが、始めてみたら、まだやれそうかも?(笑)」と安堵のコメント。そして、「この作品は本当に面白いと思いますし、1回見たら“口コミ地獄”間違いないです!」と自信のほどをうかがわせた。
「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」以来の主演作となった唐沢のほか、所属事務所の後輩で人気若手俳優の福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、日向丈らが出演している。
「イン・ザ・ヒーロー」は、今秋に全国で公開予定。