安達祐実20年ぶり映画主演!「花宵道中」で初の花魁役
2014年3月1日 06:00

[映画.com ニュース] 女優の安達祐実が、豊島圭介監督の最新作「花宵道中」で20年ぶりに映画主演を果たしていることがわかった。安達にとっては、「家なき子」(1994)以来の主演作で、初の花魁役。それだけに、「花魁の役は今までやったことがなかったので嬉しかったですし、今の私にはとてもいい役だと思いました」と意欲的に臨み、昨年12月にクランクアップした。
宮木あや子氏の同名小説が原作。2006年に第5回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をダブル受賞し、連作短編として書籍化されると女性層を中心に支持を集めベストセラーとなった。その後も漫画化され、累計発行部数30万部を突破。今回の映画化に際しては、これまでに「吉原炎上」「陽暉楼」「おもちゃ」など、遊郭や花街を舞台にした数々の名作を生み出してきた東映京都撮影所で撮影が行われた。
江戸時代末期の新吉原を舞台に、花魁の悲しい運命を背負った主人公・朝霧を演じきった安達。とらわれの身ながらも地道に働き、間もなく年季明けを迎えようとしているという設定だ。撮入前に原作を読んだといい、「素敵な作品です。その世界観をどう表現するかは総合力だと思うので、私はただ、役の心や思いに集中して演じるようにしていました」と述懐する。
初の花魁役にも気負いはなく、「時代劇や花魁だからといって、特に苦労した点はありませんでした。花魁道中の場面では、衣裳やかつらがものすごく重かったですが、素敵な場面になっています」と話す。メガホンをとった豊島監督とはテレビドラマで仕事をした経験があり、「大好きな監督ですし、絶対にまた一緒にお仕事がしたい! と思っていましたので、本当に嬉しかったです」と振り返った。
また共演陣も、注目株からベテランまでがずらり勢ぞろいした。縁日で出会う相手役の半次郎に淵上泰史、妹女郎役に小篠恵奈が扮するほか、三津谷葉子、多岐川華子、立花彩野ら若手女優陣が彩りを添え、高岡早紀、友近、津田寛治ら個性派が脇を固める。安達は、「共演者の方々は皆さん個性的で(笑)。特に津田寛治さんは、役への入り込み方、現場での居方、人に対しての接し方など、感動しました」と語っている。
「花宵道中」は、今秋に東京・テアトル新宿ほか全国で公開。
(C)2014 東映ビデオ
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