陽暉楼

劇場公開日

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解説

西日本一を誇る土佐の高知随一の遊興、社交の場、陽暉楼を舞台に、そこでくり拡げられる様々な人間模様を描く。宮尾登美子の同名小説の映画化で、脚本は「鬼龍院花子の生涯」の高田宏治、監督も同作の五社英雄、撮影は「伊賀忍法帖」の森田富士郎がそれぞれ担当。

1983年製作/144分/日本
原題:The Geisha
配給:東映

ストーリー

大正元年冬、太田勝造と駆け落ちした豊竹呂鶴は追手の手にかかり死亡。二十年後、二人の間に生まれた房子は、陽暉楼の芸妓・桃若として大変な売れっ子になっていた。陽暉楼の女将・お袖は、呂鶴と勝造を張り合った勝気な女だったが、呂鶴の娘をあえて預り高知一の芸妓に仕上げ、自分のあとを継がせるつもりでいる。勝造は「芸妓紹介業」の看板を出し、今では“女衒の大勝”と呼ばれる存在になっていた。家には後添いのお峯と、実子で盲目の忠がいたが、最近、大阪に珠子という女を囲っている。珠子は、勝造の心の中の呂鶴の影に悩み、自ら陽暉楼に身を売ろうとしたが、お袖に断わられた。その時、陽暉楼で会った桃若に呂鶴の面影を見、嫉妬にかられた珠子は遊廓・玉水の明日楼に身を売る。ある日、大阪・稲宗一家の賭場で勝造は、丸子という芸者に出会う。以前から高知進出を企てていた稲宗は、丸子を陽暉楼に送り込み、主人・山岡を篭絡し抱きこもうと画策していた。稲宗の指し金で、丸子は山岡を誘い込み陽暉楼の芸妓となる。四国一の大ダンスホールに商工会々頭・前田、南海銀行副頭取・佐賀野井らとやって来た陽暉楼の面々は、珠子ら玉水の娼婦たちと居あわせる。やがて、珠子と桃若の間に険悪な空気が走った。佐賀野井から誘いをうけ約束の場所に駆けつけた桃若は、珠子との凄まじい決闘の結果、髪は乱れ、体中水びたしであった。そんな彼女を佐賀野井は抱きしめ、桃若は初めて愛の歓びを知る。その頃、陽暉楼を守るため、動きまわる勝造を稲宗一家の者が襲った。やがて、稲宗の手は珠子にまでのび、珠子は高知から大阪・飛田へと鞍替えさせられた。一命をとりとめた勝造は、お袖から稲宗の策略でピンチに立たされていること、桃若の妊娠を知らされる。桃若の相手は、パトロンの四国銀行協会々長・堀川でなく別の男だという。そして、お袖は道後温泉に遊ぶ山岡、丸子のもとに行き、力ずくで丸子を追い払う。一方、勝造は珠子をとり戻し、その足で稲宗の代貸し、三好のところに行き、山岡の博打の借金をたたき返し、稲宗一家との縁をたち切った。桃若は、前田から佐賀野井が三年間ヨーロッパへ行ったことを知らされショックをうけるが、子供を生もうと決心し、悩んだ末、堀川に子供は彼の子でないと打ち明けた。そんなことは承知で子供は認知しようと考えていた堀川は、自分の気持ちを踏みにじられたことに激怒し、縁切りを言い渡す。珠子は、勝造の希望通り秀次と一緒になり、高知に店を出すことになった。そして、桃若は女の子を生み弘子と名づける。桃若は、子供のために懸命に働くが、ある日、稽古の最中、突然倒れた。結核で身を蝕ばまれていたのだ。病院に見舞った珠子は、弘子を治るまであずかると言うが、芸妓の世界の習いとして、すでに弘子はお袖の世話で里子に出ていた。お袖は、弘子を返してくれとの勝蔵の頼みに、桃若の勝手な振舞をののしる。桃若の容態は悪化し、臨終の枕もとに弘子を伴って駆けつける勝造。その夜、秀次・珠子の店を勝造が訪れ桃若の死を告げた。その時、稲宗の手下が店を襲い、ドスに倒れて秀次は死んでいった。そして、大阪駅・三等待合室。勝造は切符を二枚珠子に渡し、用事が済むまでここで待つよう言い残し出て行く。勝造は床屋にいる稲宗、三好らを射殺するが、逃げる途中、追手に刺され絶命した。深夜の駅では、いつまでも勝造を待ち続ける珠子の姿があった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
高田宏治
原作
宮尾登美子
企画
佐藤正之
日下部五朗
プロデューサー
奈村協
遠藤武志
撮影
森田富士郎
美術
西岡善信
山下謙爾
音楽
佐藤勝
録音
平井清重
照明
増田悦章
編集
市田勇
助監督
清水彰
スチール
中山健司
舞踏振付
藤間勘五郎
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受賞歴

第7回 日本アカデミー賞(1984年)

受賞

監督賞 五社英雄
脚本賞 高田宏治
主演男優賞 緒形拳
助演男優賞 風間杜夫
助演女優賞 浅野温子
音楽賞 佐藤勝

ノミネート

主演女優賞 池上季実子
助演女優賞 倍賞美津子
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映画レビュー

5.0五社英雄監督の最高傑作だと思います

あき240さん
2022年1月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

圧巻でした
超重量級の映画を観たという満足感に浸りました

テーマ性とか物語性などというものを離れて、映画の娯楽性とは何か、満足感とは何か
それを極限まで追求した作品であると思います

ダンスホールでの裾まくりしてのチャールストン
下着は穿いていないだろうにと思わせながらのあのように脚を高く上げたダンスの際どさ
洗面所での15分に及ぶ長回しのキャットファイトの凄まじさ
バーカウンターでの情事の美しさ艶めかしさ
これらのシーンが連続して展開される怒涛の迫力

お袖が温泉に突然現れて、着衣のまま岩風呂に飛び込んでのキャットファイトの度肝を抜く強烈さ

これらは本作といえばこれという名シーンとして語り草です

しかし自分にとって、一番心に残ったシーンは別にあります
それは珠子が陽暉楼から断れて帰ろうとしたときに、桃若が大勢の芸妓を率いて廊下に現れ、手前に進み前を横切って階段を登るシーンです
その息をのむ美しさと華やかさ、圧倒的な迫力、強烈なプライド
このシーンこそ本作の一番の名シーンであると思いました
このシーンにこそ本作の言いたいことが込められており、陽暉楼とはなにかをすべて表現しきっていたのだと思います

本作はなんといっても池上季実子の美しさ、自我の強さです
彼女でなければここまで本作は成功しなかったでしょう

そして浅野温子の熱演、倍賞美津子と園佳也子の好演は深く印象に残りました
佳那晃子の変貌ぶりも見事でした

五社英雄監督の最高傑作だと思います

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あき240

3.0得月楼

としさん
2021年12月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2021年12月25日
映画 #陽暉楼 (1983年)鑑賞

#仲代達矢 さんが、黒澤監督の乱の撮影とスケジュールの調整がつかず #緒形拳 さんに変わったそうですが、全く違和感ない
ヒロイン役は、#夏目雅子、#浅野ゆう子、#島田陽子、#夏木マリ、#秋吉久美子 と変遷して、結果、#池上季実子 に決まったらしい

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とし

4.0娘義太夫から始まるお話

talismanさん
2021年3月12日
Androidアプリから投稿

泣ける

興奮

冒頭、美しい娘義太夫=豊竹呂鶴(池上季実子)の舞台姿から、この映画の世界に完全に没入しました。殺された呂鶴と女衒(緒形拳)の娘が後の桃若。池上季実子の二役が素晴らしい。桃若の艶やかさ、座敷で会った若い男に初めて恋をして、浅野温子とぐっちゃぐっちゃに闘ってから、着物も髪もめちゃくちゃで好きな男に会いに行って、「サーカスの歌」を聞いて、その人の子を身ごもる。浅野温子も池上季実子も当時、まだ20代前半!オーラ爆発の女優魂に胸ときめきました。池上季実子の着物姿は半端なく決まっている。

倍賞美津子も良かったです。着物のまんまで露天風呂に殴りこみ、自分の夫を盗んだ愛人(佳那晃子の変貌ぶりが凄い)と闘う女将。とにかくこの映画に出てくる女はみんな、男主体の社会の中で、強い。ヤクザ映画は男性主演が普通ですが、女優メインのこの映画は、美しくて激しくて強くて悲しくてかっこよかったです。音楽もよかった記憶があります。今、この映画を見たら、暑苦しくて濃厚過ぎてついていけないかも知れない。でも、当時の製作、監督、脚本家とスタッフと役者が作り上げたフィクションの世界の熱量は変わらない。

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talisman

2.5浅野温子が可愛い

2021年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

浅野温子が見たくて録画した。顔は可愛い盛りだが演技、特に乱闘シーンはぎゃーぎゃーうるさい。あの主人公とのトイレの乱闘シーンあんな尺いる? おっぱいが自然に出てくる映画だが乳首はぼかしが入ってた。 3時間近くあるので最後まで見るのに苦労した。

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